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11月15日（土・日本時間16日）、米・マイアミのカセヤセンターで、WBA世界ライト級王者ガーボンタ・デービス（30＝米）が、人気ユーチューバーでクルーザー級を主戦場とするジェイク・ポール（28＝米）とエキシビションマッチで拳を交える。

当初予定されていたアトランタから会場はマイアミへと変更。海外メディア『ESPN』によれば、試合は10ラウンド制（1ラウンド3分）、体重上限195ポンド（88.45kg）、12オンスのグローブ着用というルールで行われる予定だ。

 

本来の階級であるライト級（61.23kg）から大幅に上げての挑戦となるデービスに対し、

クルーザー級（90.72kg）で戦ってきたポールはやや減量した形。

両者の体格差は歴然で、会見で並んだ姿は身長差20cm。

ポールは「子供と仕事する日だ」と挑発的な言葉を投げかけ、

自身のSNSでもフェイスオフの様子を誇示した。

しかし、会見の場で冷静さを崩さなかったのはむしろデービスだった。

ポケットに手を入れ落ち着いた表情を見せつつ、相手の動きを鋭く見据える眼差しは、体格差を超えた戦いへの意欲を示していた。

ファンの間でも「サイズの不利を乗り越える姿が見たい」「デービスの闘志は本物だ」と期待の声が多く寄せられている。

ジェイクポールはユーチューバーらしく徹底的に相手選手を挑発して罵る展開を見せるが、

デービスはいたって霊性を貫いている。

今回の試合は公式戦績には加算されないエキシビションながら、リングサイドには審判が配置され採点も行われる。

単なる余興ではなく、両者のプライドがぶつかり合う真剣勝負となりそうだ。