日本プロ野球 巨人の田中将大投手、200勝への再挑戦は持ち越し! 意地の粘投 同級生・大野雄大投手との投げ合いで存在感

2025.9.21

【©️読売ジャイアンツ】

巨人・田中将大投手(35)が21日、バンテリンドームで行われた中日戦に先発登板。日米通算200勝の節目をかけて、同学年の大野雄大投手との注目対決に挑んだ。

結果は6回途中5失点で降板し、偉業達成は次戦以降へ持ち越されたが、

要所で光る投球を見せ、ベテランらしい存在感を示した。

 

初回、味方打線が岡本和真内野手の適時二塁打で2点を先制。

田中投手は理想的な展開でマウンドに上がったが、その裏に上林誠知外野手へ16号ソロを浴び、すぐさま1点を返された。続く2回にはルーキー石伊雄太捕手にプロ3号となる逆転2ランを許したが、ここからギアを上げた。

3回以降は3イニング連続で打者を封じ込め、ベテランらしい修正力を発揮。

鋭いスライダーと緩急を交えた投球で、バンテリンドームの空気を一変させた。

だが6回、再び上林選手に安打を許すと、細川成也選手に中堅フェンス直撃の三塁打を浴びて追加点を奪われ、惜しくも降板となった。

田中は81球を投げ、5安打5失点。

数字だけを見れば厳しい内容だが、中盤の立て直しは健在の投球術を印象付けるものだった。

阿部慎之助監督も「苦しい中でも試合を作ろうとする姿勢は伝わった」と評価した。