MLB パドレスが・・・まさかの天井直撃で逆転機が消滅「本塁打性」の打球が真下に落下…松井裕樹は2戦連続無失点
【©️San Diego Padres 】
パドレスが、まさかの形で勝機を逃した。
ナ・リーグ地区シリーズ第1戦が3日(日本時間4日)、ブルワーズの本拠地アメリカン・ファミリー・フィールドで行われ、パドレスは2―3で逆転負け。先行しながら終盤に勝ち越しを許し、シリーズ初戦を落とした。
その中で最大の注目を集めたのが、1点を追う9回の攻撃だ。
▪️9回に起きたまさかの「天井直撃」
パドレスは9回1死一塁。
フランス選手が放った打球は、美しい放物線を描きながら外野方向へ伸びた。
一見すれば、逆転2ランも期待できる大きな打球だった。
ところが、打球は球場の天井に直撃。
そのまま真下へ落下し、左翼フェンス手前で野手に捕球された。
審判団は協議したものの判定は覆らず、フランス選手はアウト。
もし通常の球場でスタンドインしていれば逆転2ランとなる可能性があっただけに、
パドレスにとってはあまりにも痛いプレーとなった。
ただし、これは誤審ではない。
アメリカン・ファミリー・フィールドには、フェアゾーン上空の屋根や屋根のトラス、屋根を支えるケーブルに打球が当たった場合、そのままインプレーとする独自のルールがある。
さらに、その打球を野手が捕球すれば打者はアウト。走者については自己判断で進塁できる。
つまり、パドレスの「幻の逆転2ラン」は球場の特殊ルールによって消えたことになる。
▪️ミジオロウスキーを早々に降板させたパドレス打線
試合序盤、パドレス打線は今季サイ・ヤング賞候補のミジオロウスキー選手に対して積極的に仕掛けた。
初回から105マイル(約168キロ)のフォーシームを投げ込む右腕を相手に、2回には3連打で先制。さらに相手の野選も絡み、2点をリードした。
わずか2回で58球を投げさせるなど、強力打線は相手先発にプレッシャーをかけ続け、ミジオロウスキー選手を4回でマウンドから降ろした。
しかし3回、チョウリオ選手に同点2ランを浴び、試合は振り出しに戻った。
その後は両チームとも決定打を欠く展開となったが、7回にブルワーズのコントレラス選手が勝ち越しソロを放ち、試合の流れが動いた。
▪️松井裕樹は1回無失点 ポストシーズン2戦連続の好投
パドレスの松井裕樹選手は同点の5回から登板。
先頭打者から落ち着いた投球を見せ、1回を三者凡退に抑えた。
これで松井選手はポストシーズン2試合連続無失点。
相手に傾きかけた流れを食い止め、打線の反撃を待つ役割をしっかりと果たした。
しかし、パドレス打線は終盤の好機を生かせなかった。
8回には2死一、三塁の絶好機を迎えたものの、タティス選手が空振り三振。
そして9回には、球場の天井に当たった打球がまさかのアウトになるという、 postseasonならではの劇的な場面が待っていた。
▪️「あと数メートル」が勝敗を分ける
野球では、打球がフェンスを越えるか、野手のグラブに収まるかで勝敗が変わる。
しかし、この日のアメリカン・ファミリー・フィールドでは、その間に「天井」という特殊な要素が存在した。
パドレスにとっては逆転の可能性を秘めた打球が、天井に当たった瞬間に真下へ落下。
一方、ブルワーズにとっては、思わぬ形で試合を締めくくる大きなプレーとなった。
パドレスは敵地での初戦を落とし、地区シリーズは厳しいスタートになった。
それでも松井選手は2試合連続無失点と安定感を示している。
短期決戦では、一つの打球、一つのアウト、一つの判定がシリーズの流れを大きく変える。
パドレスにとって、この日の天井直撃はまさに勝敗を分けた一打となった。

