ONE FF150 節目のイベントで山﨑一央選手が三日月蹴りで“身体を折る”一撃KO!再起戦で示した進化と冷静、3戦目で掴んだ確かな手応え
【©️ONE Championship 】
10日(日本時間)、タイ・バンコクの名門ルンピニースタジアムで開催された『ONE Friday Fights 150』。第7試合に登場したフライ級キックボクシングの一戦で、TEAM TEPPENの山﨑一央選手が、中国の新鋭ホン・チェンジーを相手に1ラウンド2分32秒、三日月蹴りによるKO勝利を収めた。
再起戦となる一戦での鮮烈なフィニッシュにより、パフォーマンスボーナスも獲得。
短いキャリアの中で迎えた“第3戦目”で、その進化を強烈に印象づけた。
極真空手をバックボーンに持つ山﨑選手は、立ち技キック団体RISEで実績を積み、2025年10月の『ONE Friday Fights 128』でONE初参戦。
アブデルハミッド・タルビとの激闘ではダウンの応酬を制し、逆転勝利を収めた。
だが、続く2026年1月の第2戦では接戦の末に判定負け。
1勝1敗で迎えた今回が、キャリア3戦目にして再起戦だった。
対するホン・チェンジーは、今回がONE初参戦ながらも20歳にして14連勝中という勢いを誇る中国ファイターの有望株の一人。カーフキックを軸に回転力の高いパンチを連打するスタイルで、序盤から試合の主導権を奪いにかかる。
1ラウンド開始直後からチェンジーは前に出続け、嵐のような連打で山﨑選手に圧力をかけた。しかし、ここで崩れなかったのが今回の山﨑選手だった。被弾を最小限に抑えながら、冷静にカーフキック、ボディショット、ミドルキックを散らし、徐々にリズムを掌握していく。
試合が動いたのはラウンド終盤、残り30秒。
距離を読み切った山﨑選手が放ったのは、左の三日月蹴り。ピンポイントでレバーを射抜かれたチェンジーは、苦悶の表情を浮かべて崩れ落ちる。立ち上がることはできず、レフェリーが即座に試合をストップした。
“効かせる蹴り”ではなく、“動きを止める蹴り”。
極真仕込みの一撃は、まさに相手の戦意そのものを断ち切る破壊力を備えていた。
これで山﨑選手はONEでの戦績を2勝1敗とし、再び上昇気流に乗ることとなった。単なる勝利ではなく、相手の勢いを受け止めた上での完全決着という内容は、次戦以降への期待を大きく膨らませるものだろう。
一方、14連勝中だったチェンジーにとっては、キャリアの転機となり得るONEでの試合で初黒星と喫する形となった。勢いだけでは越えられない“世界基準の壁”を突きつけられた形だ。



