今井達也投手がメジャーデビュー試合は苦い船出 トラウト斬りで光も、制球乱れ3回途中4失点KO
【©️Houston Astros】
西武からポスティングでアストロズに移籍した今井達也投手(27)が、ついにメジャーのマウンドに立った。だが、その初登板は輝きと課題が交錯する“ほろ苦いデビュー”となった。
米大リーグ・アストロズの今井は現地29日(日本時間30日)、本拠地でのエンゼルス戦に先発。2回までに4奪三振を奪う上々の立ち上がりを見せながら、3回途中で4失点を喫し降板。最終的に2回2/3、3安打4四球4失点という内容で、メジャー初登板を終えた。
初回から見せ場は訪れた。
先頭打者に四球を与えた直後、打席には主砲のトラウト。
だが今井投手は動じることなく直球で攻め込み、3球連続でストライクを奪う圧巻の見逃し三振に仕留めた。2ストライク後の際どい1球はチャレンジ判定にも持ち込まれたが、判定は覆らず。そのまま力でねじ伏せた。
続く打者にも三振を奪うなど、初回は無失点で切り抜けると、2回もテンポ良く打者を打ち取り2者連続三振。2回を終えて4奪三振と、持ち味の力強い直球と多彩な変化球が冴え渡った。最速は約157キロを記録し、球威も申し分なかった。
打線も2回に4点を先制し、今井を援護。
理想的な展開で試合は進んだ。
しかしながら3回に流れは一変する。
先頭打者に四球を与えると、安打と四球で1死満塁のピンチを招く。ここで迎えたソレアにスライダーを狙い打たれ、走者一掃の適時二塁打を浴びて同点に追いつかれた。さらに2死後にも適時打を許し、この回だけで4失点。
立ち直ることができず、無念の降板となった。
この日は74球中ストライクは36球と、ストライク率は48・6%。オープン戦では抜群の制球力を見せていたが、本番では4四球とコントロールに苦しんだ点が大きく響いた。
3年最大6300万ドルの大型契約で期待を背負う右腕は、登板前に「気負うことなく、いつも通り投げたい」と語っていた。この日は日本から両親も駆けつける中でのマウンド。「自分が楽しそうに投げないと」と話していた通り、序盤には堂々たる投球も披露した。
結果こそ伴わなかったが、メジャー屈指の打者から奪った三振は確かな可能性を示した一球でもある。課題と収穫が交錯したデビュー戦・・・今井投手の本当の評価は、ここからの修正力に委ねられる。

