RIZINからPFLへ!井上直樹選手 世界戦線へ―榊原CEOが託した“日本人切込隊長”の覚悟 アメリカ新興勢力の団体へ電撃参戦で王者アウベスと激突

2026.3.28

【©️PFL EUROPE】

格闘技イベントRIZINの前バンタム級王者・井上直樹選手が、世界の舞台へと乗り込む。RIZINは27日、都内で会見を開き、井上が米総合格闘技団体PFLへ参戦することを正式発表した。榊原信行CEO自らが送り出す今回の参戦は、単なる海外挑戦ではなく、RIZINの世界戦略を背負った“日本人切込隊長”としての出陣と言っていい。


 

会見に登壇した井上選手は、5月23日にベルギー・ブリュッセルで開催される大会で、2025年PFLバンタム級トーナメント王者マルシルリー・アウベスとの対戦が決定。いきなり優勝者との対戦という厳しいマッチメークにも「強い相手とできることにワクワクしている。RIZIN代表として恥じないような戦いをしたい」と静かに闘志を燃やした。

井上選手は2017年、日本人最年少の19歳でUFCと契約した実績を持ち、その後RIZINを主戦場に活躍。2024年9月にはキム・スーチョルを破って王座を獲得し、2度の防衛にも成功した実力者だ。大みそかに王座を失ったものの、その実力と実績は国内トップクラスであることに変わりはない。

今回、井上選手をPFLへ送り出す理由について、榊原信行CEOは明確にこう語った。
「強さを見せられる選手として、トップアスリートの直樹に行ってもらうしかない。自信を持ってPFLに送り出す」

この言葉は、単なる期待ではない。RIZINという団体を背負い、海外強豪と最前線で戦う役割―まさに“日本人切込隊長”としての任命に他ならない。

近年、RIZINで活躍した選手が海外団体へ進出し、世界で存在感を示すケースは増えている。榊原CEOも「RIZINで活躍した選手が世界中のプロモーションで活躍している。もっと積極的に進めていきたい」と語り、世界戦略をさらに加速させていく方針を明かした。
海外団体の王者クラスといきなり対戦するという厳しい状況は、期待されていない選手には与えられない舞台でもある。団体の看板を背負い、敵地で強豪と戦う・・・その覚悟と責任は計り知れない。

しかし、だからこそ価値がある。
榊原CEOから託された使命を胸に、井上直樹が世界のケージへ再び踏み出す。