神村学園が前回大会王者を撃破の快挙!エース龍頭が128球完封、2年ぶりセンバツ白星
2026.3.20
【© SPORTS BULL/au】
第98回選抜高校野球大会は大会2日目の第2試合が行われ、神村学園(鹿児島)が前回王者・横浜(神奈川)を2―0で下し、2年ぶりのセンバツ勝利を挙げた。試合はエース龍頭汰樹(3年)が9回128球を投げ切る圧巻の完封劇。打っては2番・田中翔大(3年)が決勝打を放ち、王者相手に価値ある白星をもたらした。
横浜は史上4校目となる春連覇を狙ったが、初戦で姿を消す波乱となった。
■3回に鮮やかな先制劇 田中の一打が試合を動かす
試合が動いたのは3回。
神村学園は先頭の9番・平石陽多(2年)が内野安打で出塁し、犠打でチャンスを拡大。ここで2番・田中が外角の変化球に食らいつき、右中間を破る適時二塁打を放ち先制に成功した。
さらに3番・梶山侑孜(3年)が続き、4番・川崎怜央の犠飛で追加点。わずかな好機を確実に得点へと結びつけ、主導権を握った。
■龍頭、圧巻の投球 横浜打線を封じ込める
投げてはエース龍頭が真価を発揮した。秋季大会では7試合に先発し6完投、防御率1.15と安定感を誇った右腕は、この日も抜群の制球力を武器に横浜打線を翻弄。
初回こそ失策絡みでピンチを背負ったが無失点で切り抜けると、以降はテンポの良い投球で流れを引き寄せた。特に5回から7回にかけては三者凡退を並べ、相手に付け入る隙を与えない。
終盤の9回には2死満塁のピンチを招くも、最後まで崩れることなく零封。今大会初の完封勝利を自らの手で掴み取った。
■あと一本が出ずも逃げ切り 王者相手に堂々の勝利
打線は中盤以降も再三得点圏に走者を進めたが、あと一本が出ず追加点は奪えなかった。それでも、龍頭の安定した投球に支えられ、リードを守り切った。
2年ぶり7度目の出場となる神村学園にとって、この勝利は大きな意味を持つ。
過去最高は2005年の準優勝。王者撃破で勢いに乗るチームが、
再び甲子園で旋風を巻き起こす可能性は十分だ。

