侍ジャパンの主砲の1人・・・鈴木誠也選手、右膝負傷で無念の途中交代 前十字靭帯損傷の可能性も…目を赤くし「申し訳ない」

2026.3.15

野球日本代表「侍ジャパン」の外野手、鈴木誠也(シカゴ・カブス)が、右膝の負傷により試合途中で交代した。膝の状態は当初「違和感」と説明されたものの、関係者の間では前十字靭帯(ACL)を含む靭帯系の損傷の可能性も疑われている。今後、精密検査を受けて状態が判明する見通しだ。


 

14日(日本時間15日)、米マイアミのローンデポパークで行われたワールド・ベースボール・クラシック準々決勝で、日本はベネズエラと対戦。鈴木は「3番・中堅」で先発出場したが、初回のプレー中に右膝を痛め、無念の途中交代となった。チームも5―8で敗れ、大会から姿を消した。

 

▪️二盗のヘッドスライディングで右膝を負傷

初回1死の第1打席で四球を選び出塁した鈴木選手は、2死からの場面で果敢にも二盗を試みた。岡本和真選手の打席でヘッドスライディングした際に右膝を強くひねったとみられ、その直後から苦悶の表情を浮かべた。

結果はアウト。

鈴木選手は右足をかばうように引きずりながらベンチへ戻り、直後の守備から森下翔太選手に交代した。球場には不穏な空気が流れ、日本代表にとって大きな痛手となった。

現時点では「右膝の違和感」とされているが、プレーの状況や負傷の様子から、前十字靭帯など膝の靭帯損傷を疑う声もあり、状態は予断を許さない。

今後の精密検査の結果が注目される。

 

▪️試合後は目を赤く「申し訳ない・・・」言葉少なげに会場を後にした

試合後、メディアの取材に応じた鈴木選手は目を赤くしながら言葉を絞り出した。

「最後の最後でこうなってしまって、申し訳ないなという気持ちです」

現時点では詳細な診断は出ておらず、「まだドクターに診てもらっただけなので、明日アリゾナに戻って、そのあとシカゴでカブスのドクターに診てもらうことになると思います」と説明。精密検査は所属球団の医療チームのもとで行われる予定だ。

取材後、鈴木選手は右足を引きずりながら球場を後にした。

 

▪️2大会連続で無念の終戦

鈴木は2023年大会も左脇腹の故障で出場辞退しており、今回も万全の形で大会を終えることはできなかった。今大会は試合前までに9打数3安打、打率.333、2本塁打5打点と存在感を見せていただけに、本人にとっても悔しい幕切れとなった。

それでもチームメートについては前向きな言葉を残した。

「メジャーの選手と対戦して、いろいろ感じるものがあると思う。そういう経験が次に生きるはず」

侍ジャパンの主軸を襲った突然のアクシデント。

右膝の状態、そして前十字靭帯を含む靭帯損傷の有無が、今後の検査結果によって明らかになる。日本球界、そしてメジャーリーグ関係者も固唾をのんで続報を待っている。