竹内龍吾選手 再起戦で露呈した“地力の差”タイナンの肩固めに沈む!ONEヘビー級戦線の現在地
【©️ONE Championship 】
2月14日(日本時間)、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催されたONE Fight Night 40。ヘビー級MMAマッチに出場した竹内龍吾選手(KING GYM KOBE)は、カナダのベン・タイナンに1ラウンド2分7秒、肩固めで一本負けを喫した。再起を期した一戦は、残酷なまでに実力差を示す結果となった。
▪️再起を懸けた一戦で突きつけられた現実
竹内選手は日本重量級の有望株としてキャリアを積み上げてきた。
国内団体で4戦全KO勝利を挙げ、鳴り物入りでONEに参戦。
デビュー戦で黒星を喫するも、昨夏には1ラウンドKO勝利で評価を回復した。
しかし昨年11月のONE 173での敗戦を経て、今回が仕切り直しの再起戦だった。
対するタイナンは、キャリア5勝(1敗1無効試合)の全フィニッシャー。
打撃・極めともに決定力を備え、とりわけレスリングを軸とした制圧力に定評がある。
試合前から、組みの攻防が勝敗を左右するとの見方は強かった。
▪️勝負を分けた“最初のテイクダウン”
試合は立ち上がりからタイナンが主導権を握った。圧力をかけながら間合いを詰め、迷いのないダブルレッグでテイクダウンを奪取。ここで竹内選手は守勢に回る。
ガードの上から顔面にパウンドを落とされ、体勢を崩されると、タイナンはスムーズにパスガードからサイドポジションへ。さらにパンチで反応を引き出しながらマウントを奪うと、最後は得意の肩固めへ移行した。
防戦一方となり、極めの圧力に耐えきれずタップ。試合時間はわずか2分7秒だった。
▪️ヘビー級の“世界基準”の壁・・・
今回の敗戦は、単なる一本負け以上の意味を持つ。
打撃で勝機を見いだす前にテイクダウンを許し、グラウンドで何もさせてもらえなかった事実は、ヘビー級における総合力の差を明確に示した。
近年のONEヘビー級戦線では、フィジカルだけでなくレスリングとコントロール能力が勝敗を決める傾向が強まっている。タイナンの勝利は、その潮流を象徴するものでもあった。
竹内にとっては連敗という厳しい現実。ただし、キャリアはまだ発展途上にある。
課題が明確になった今、組み技の底上げを図れるかどうかが次のステージを左右するだろう。
▪️試合結果
『ONE Fight Night 40』
2月14日(日本時間)タイ・バンコク/ルンピニースタジアム
▼ヘビー級MMA
○ベン・タイナン(カナダ)
一本 1R 2分7秒 ※肩固め
●竹内龍吾(KING GYM KOBE)



