MEGUMIさんが挑む「グラビア」という禁断のテーマ コンプライアンス以前の芸能界を描く、ABEMAオリジナルドラマの覚悟
【©️BABEL LABEL】
女優、そしてプロデューサーとして独自のキャリアを築いてきたMEGUMIさんが、配信ドラマの世界に本格的に踏み込む。ABEMAは2027年配信予定のオリジナルドラマ『グラビア』の制作を発表。
MEGUMIさんが企画・プロデュースを手がけるのは今回が配信ドラマとして初となる。
題材は「グラビアアイドル」。
だが、本作が描こうとしているのは、単なる郷愁や美談ではない。コンプライアンスという言葉が浸透する以前、欲望と熱量がむき出しだった時代の芸能界で、「何者かになりたい」ともがき続けた女性たちの現実だ。
▪️体験者だからこそ描ける「2000年代の空気」
2000年代初頭。バブルの残り香と長引く不況が奇妙に混ざり合い、芸能界にはまだ“荒野”のような空気が残っていた。MEGUMIさん自身がグラビアアイドルとして活動し、目撃し、体験してきたエピソードの数々が、本作の着想の原点になっている。
「無茶苦茶だけど、圧倒的なエネルギーに満ちた世界だった」。
MEGUMIさんはそう振り返る。当時のグラビアアイドルたちは、弱さや不安を抱えながらも、前のめりで生きていた。誰かに評価されること、名前を残すこと、存在を証明すること。その切実な欲求が、彼女たちを突き動かしていた。
本作は、そうした時代を背景に、グラビアアイドルたちの「輝き」と「痛み」を正面から描くエンパワーメントドラマとして構想されている。
▪️ABEMA×BABEL LABELが仕掛ける本気の制作体制
制作には、MEGUMIさんが所属するコンテンツスタジオ「BABEL LABEL」が参画。ABEMAと同じサイバーエージェントグループの強みを生かし、グループ総力戦とも言える体制が組まれた。
ABEMAオリジナルドラマは近年、国際的な評価を高めている。『透明なわたしたち』はアジア・テレビジョン・アワードで日本メディアとして初の最優秀賞を受賞し、『スキャンダルイブ』は東京国際映画祭のTIFFシリーズに公式出品された。話題性だけでなく、作品としての質を重視する姿勢が結果として表れている。
『グラビア』もまた、その系譜に連なる挑戦作となりそうだ。
▪️藤井道人氏が加わることで生まれる「重さ」
さらに注目すべきは、エグゼクティブ・プロデューサーとして藤井道人氏が名を連ねた点だ。映画『正体』で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞し、Netflixシリーズ『イクサガミ』で世界的ヒットを記録した藤井氏は、今や日本映像界を代表する存在の一人である。
藤井氏の参加は、本作が単なる懐古ドラマや業界裏話に終わらないことを示唆している。「過去を描くこと」は、同時に「今」を問う行為でもある。コンプライアンスや同調圧力に縛られがちな現代社会において、必死に何かを掴もうとした彼女たちの姿は、どのような意味を持つのか。
MEGUMIさんは、
「動けなくなっている人が多い“今”の時代だからこそ、土臭く、必死に生き抜いたあの頃の生き様を届けたい」と語る。
グラビアという言葉の裏に隠されてきた感情と現実。
その封印を解く覚悟が、このドラマにはある。

