韓国人ファイターのチェ・ホンマンが7年ぶりに格闘技界の第一線へ!大韓MMA連盟副会長に就任、日本との対抗戦構想も視野に

2026.1.27

韓国格闘技界を象徴する存在、チェ・ホンマンが再び表舞台に戻ってきた。
大韓MMA連盟は1月26日、チェ・ホンマンが2025年12月付で同連盟の副会長に正式就任したことを発表。2019年以来、実に7年ぶりとなる公式な格闘技活動の再開となった。

今回の復帰は、単なる“リング復帰”ではない。韓国総合格闘技(MMA)の制度整備と競技基盤の確立という、極めて重要な役割を担っての再始動だ。


 

▪️制度圏参入を見据えた「切り札」

大韓MMA連盟は現在、大韓体育会への正式加盟を目指しており、競技の制度圏参入という大きな転換点に立っている。その中核メンバーとして白羽の矢が立ったのがチェ・ホンマンだった。

チョン・ヨンジェ事務局長は「連盟の副会長として、チェ・ホンマンが正式に合流した。彼が格闘技界の公式ラインで活動するのは2019年以来だ」と説明。象徴性と実務性を兼ね備えた存在として、連盟の改革を牽引する立場となる。

 

▪️“天下壮士”からK-1スターへ

チェ・ホンマンは、韓国の伝統競技・シルムで天下壮士(王者)に輝いた後、日本のK-1へ進出。圧倒的な体格と個性的なキャラクターで一躍世界的な知名度を獲得し、日韓格闘技交流の象徴的存在となった。

そのキャリアは、単なる勝敗を超え、韓国格闘技史において一時代を築いたと評価されている。

 

▪️選手育成から権益保護まで―役割は「構造づくり」

連盟によれば、チェ・ホンマンは今後、

 

MMA競技人口の拡大

韓国代表選考システムの整備

若手選手育成

選手の権益保護に関する行政ガイドライン策定

 

などに深く関与する予定だ。

特に注目されているのが、日本の格闘技市場や運営ノウハウへの深い理解だ。K-1時代に培った経験を生かし、国際基準に即したリーグ運営や大会設計が期待されている。

 

▪️日本との対抗戦構想も提案段階に

関係者によると、連盟内部では将来的な「日本対韓国のMMA対抗戦」構想も提案に上がっているという。
競技の注目度を高めると同時に、選手強化と国際競争力向上を狙ったもので、チェ・ホンマンの存在はその象徴的な推進力となり得る。

現時点では構想段階にとどまるものの、日韓両国の格闘技史を知る人物が要職に就いたことで、具体化への期待は高まっている。

 

▪️アジア大会を見据えた再始動

今回の復帰の背景には、今年9月に愛知・名古屋で開催されるアジア競技大会の存在もある。MMAが同大会で史上初めて正式種目に採用されることを受け、連盟としても体制強化が急務となっていた。

リング上のファイターではなく、競技全体を支える“設計者”として――。
チェ・ホンマンの7年ぶりの帰還は、韓国MMAが新たなフェーズへ進む号砲となりそうだ。