ドジャース山本由伸投手が明かす“伝説の18回”舞台裏 寿司を頬張り応援モードから一転、ブルペン入りした決断

2026.1.24

【©️NIKE】

米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手が24日、東京都内のナイキ店舗で行われたトークショーに登場。オンライン配信を通じて、昨季ワールドシリーズで語り継がれる延長18回の激闘、その舞台裏にあった“マル秘エピソード”を明かした。


 

ドジャースが世界一連覇を成し遂げた昨年のワールドシリーズ第3戦は、歴史に残る死闘として知られる一戦。完投勝利から中1日という状況にもかかわらず、山本由伸投手は延長18回にブルペンへ向かい、緊迫した空気の中で出番に備えていた。

しかし当初、本人に登板の意思はなかったという。「試合が始まった時は完全に投げる気はなかった。コーヒーを飲んで、3回くらいにはおすしを食べていた」と振り返り、序盤はベンチから“応援モード”で試合を見守っていたことを笑顔で明かした。

ところが、試合は予想外の展開へ。延長に次ぐ延長の末、状況は一変する。「まさかあんな展開になるとは思わなかった。気づいたらブルペンにいた」と苦笑いを浮かべながらも、その瞬間の葛藤を率直に語った。

「第6戦の先発も決まっていたし、行くべきかどうか本当に迷った。正しい判断だったのかは、今でも分からない」。チームのために腕を振る覚悟と、先を見据えた判断。その狭間で揺れ動く胸中が垣間見えた。

そして迎えた第7戦。

山本由伸投手は“中0日”という異例の状況で9回からマウンドに上がり、

延長11回までを投げ抜く魂の投球を披露した。

「中0日は高校野球以来。状態も分からなかったし、本当に正しいことなのか、最後まで考えていた」と振り返る。

結果的にワールドシリーズでは3勝を挙げ、MVPを受賞。

圧巻の成績の裏側には、迷いと覚悟を抱えながらもチームのために決断を重ねたエースの姿があった。