Netflix 会員数3.25億人の大台突破“世界10億人視聴”時代へ 2026年は200億ドル投資で覇権固め
動画配信最大手のNetflixが、世界のエンターテインメント市場で圧倒的な存在感をさらに強めている。2025年第4四半期の決算で、有料会員数が3億2500万人を突破したことが明らかになった。前年同期の約3億120万人から大きく伸ばし、成長鈍化が指摘されていた市場でなお拡大基調を維持している。
同社は株主向け書簡の中で、アカウント共有を含めた実際の視聴者数が世界で約10億人規模に達しているとも説明。Netflixはすでに“配信サービス”の枠を超え、グローバルな生活インフラに近い存在へと進化しつつある。
業績面でも好調ぶりが際立つ。
第4四半期の売上高は120億1000万ドル(約1兆9000億円)と前年同期比17.6%増。純利益は24億1000万ドルを計上し、いずれも市場予想を上回る結果となった。2025年下半期の総視聴時間は960億時間に達し、オリジナル作品の視聴は前年比9%増と、制作投資が確実に成果を上げている。
視聴を牽引したのは、社会現象となった「ストレンジャー・シングス」最終シーズンに加え、クリスマス期間に配信されたNFL中継といった大型コンテンツだ。
ドラマ、映画にとどまらず、スポーツ中継を含めた“総合エンタメ戦略”が功を奏した形だ。
この勢いを背景に、Netflixは2026年のコンテンツ投資額を前年比10%増の200億ドル(約3兆1600億円)へ拡大する方針を打ち出した。
オリジナル作品の強化に加え、ユニバーサル・スタジオ新作実写映画配信、パラマウント・スカイダンス、ソニー・ピクチャーズとの提携など、ハリウッド主要スタジオとの連携も加速させる。
さらに注目を集めたのが、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー買収を巡る動きだ。
同社は従来の現金・株式併用案を改め、総額830億ドルの全額現金オファーへ変更したと発表。配信戦争が最終局面に入りつつある中、Netflixが“規模と資本力”で主導権を握りにいく姿勢を鮮明にした。

