【U23アジア杯】“奇跡のPK”が勝敗を分けた―FW道脇豊選手、止められてからの劇的ゴールで日本が準決勝へ

2026.1.17

【©️2026AFC】

U―23日本代表が、息をのむ死闘の末に準決勝進出を果たした。

準々決勝でヨルダンと対戦した日本は、延長戦でも決着がつかずPK戦へ突入。そこで生まれた“奇跡の一蹴”が、勝負の流れを大きく引き寄せた。


 

試合は90分、さらに延長戦を戦い抜いても1―1のまま。両チームの緊張が極限まで高まる中、勝敗はPK戦に委ねられた。そんな中、思わぬ形で試合のハイライトが訪れる。

PK戦2人目のキッカーとして登場したのは、FW道脇豊(ベフェレン)。右足でゴール左を狙って放ったシュートは、相手GKアブデルラフマン・アルタラルガに完全に読み切られた。ボールは両手でしっかりとはじき返され、高く真上へ舞い上がる。

誰もが「止められた」と確信した瞬間だった。GKは全身で喜びを表現し、力強いガッツポーズ。しかし、その直後、信じがたい光景が待っていた。

高く上がったボールは、喜びに一瞬気を取られたGKの背後へ落下。

バウンドしたボールはそのままゴールラインを越え、まさかのゴールインとなった。

 

スタジアムがざわめく中、実況も思わず「入ったんですかね……?」と困惑するほどの珍事だったが、主審はゴールを正式に認定した。

“止められたはずのPK”が一転して得点となったこの1本が、日本に大きな心理的優位をもたらす。その後、日本は冷静にキックを沈め続け、PK戦を4―2で制して勝利。3大会連続となる準決勝進出を決めた。


 

▪️試合後のコメント
ゴールキーパー荒木選手

『試合を通じて、ヨルダンはショートカウンターが武器ということで、必ず1、2本はピンチを招くシーンがあると思っていたので、僕だけじゃなくDFラインと連携してアラートにリスク管理をして準備しました。もちろんタフなゲームになることはわかっていましたが、一人一人がやるべきことをやった結果が勝利につながったと思います。

PK戦では自分の活躍する場面が来たなと思い、色々な人が素晴らしい準備をしてくれたので、あとは自分を信じて飛ぶだけでした。

もちろんスタッフだったりチームメイト、そしてサポーターから声をかけられて落ち着いて入れましたし、勝てそうな雰囲気が自分の中にはあったので、その気持ちを信じて止めることができたと思うので、さまざまな人に感謝したいです』