アルバルク東京が総合力で三河を圧倒 14大会ぶり天皇杯制覇、テーブス海「最後は俺たちのバスケ」
2026.1.12
【©️アルバルク東京】
バスケットボール男子の天皇杯全日本選手権決勝が12日、東京・代々木第一体育館で行われ、アルバルク東京がシーホース三河を72-64で下し、前身のトヨタ自動車時代以来14大会ぶりの優勝を果たした。個の爆発力ではなく、組織力と層の厚さで主導権を握り続けた“総合力の勝利”だった。
三河の激しいディフェンスと速攻に押され、第1クオーターは15-20と劣勢に回ったが、A東京は慌てなかった。第2クオーターに入ると、控え組を含めたローテーションから流れを引き寄せる。小酒部泰暉と福沢晃平が立て続けに3点シュートを沈めると、ディフェンス強度も一段と上がり、一気に主導権を奪取。25-10と圧倒して前半を40-30で折り返した。
後半は三河が粘り強く食い下がり、第3クオーターには一時反撃を許したが、A東京は崩れなかった。テーブス海を起点に試合を落ち着かせる時間帯を作り、インサイドでは体を張ったリバウンドとヘルプディフェンスで得点を許さない。派手さはなくとも、守備、判断力、ベンチワークとあらゆる面で相手を上回った。
試合後、テーブスは「いえ~い!」と歓喜の声を上げた上で、「流れが相手に行っても、必ず戻ってくると全員が信じてプレーできた。そこが一番の強さだった」と胸を張った。
三河は前身のアイシン三河時代以来となる10大会ぶりの頂点を目指していたが、最後はA東京の安定感の前に屈した。個々の能力では互角でも、40分間を通してミスが少なく、試合をコントロールし続けたアルバルクの完成度が勝敗を分けた形だ。

