米女子フィギュアが“黄金世代”突入 アンバー・グレンが全米3連覇 ミラノ五輪で20年ぶりメダルへ現実味

2026.1.10

【©️Jackson Ultima Skates】

フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表選考を兼ねた全米選手権で、米国女子がかつてない厚みを見せつけた。主役となったのは26歳のアンバー・グレン。9日(日本時間10日)に行われたフリーで高難度のトリプルアクセルを組み込み、回転不足の判定を受けながらも150.50点を記録。合計233.55点で大会3連覇を飾り、エースの座を揺るぎないものにした。


 

 

2位には元世界女王のアリサ・リュウ(228.91点)、3位にはイザボー・レビト(224.45点)が入り、米国勢が表彰台を独占。この結果は、米女子が長らく抱えてきた「五輪メダル空白」という重い歴史を塗り替える可能性を強く印象づけるものとなった。

 

米国女子が五輪の表彰台に立ったのは、2006年トリノ五輪でサーシャ・コーエンが銀メダルを獲得して以来20年近くない。

だが今大会の充実ぶりを受け、米メディアの見方は一変している。

ロサンゼルス・タイムズは

「米国女子代表は、ここ数十年で最も強力なチームのひとつになりつつある」と報じ、ミラノ五輪でのメダル獲得に現実味が出てきたと分析した。


 

試合後、グレンもその手応えを隠さなかった。

「この20年間で私たちは大きく成長してきた。私たち3人がミラノで自分たちの演技を出し切れれば、きっと誰かが上位に食い込める」。その言葉に対し、リュウが「私たち全員よ」とつぶやいたエピソードは、今の米国女子の自信と勢いを象徴している。