ブルージェイズ岡本和真選手が入団会見で示すWBCへの覚悟に言及

2026.1.7

メジャー1年目でも揺るがぬ「日の丸」への思い―球団・代理人も慎重姿勢の舞台裏

【©️Toronto Blue Jays 】

メジャーリーグ・ブルージェイズに新天地を求めた

岡本和真内野手(29)が、早くも“世界”を見据えた覚悟を口にした。

6日(日本時間7日)、本拠地ロジャース・センターで行われた入団会見。

質疑応答の中で今春開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場意欲を問われると、岡本選手は迷いなく言葉を選んだ。

「(日の丸の)ユニホームを着て戦いたい気持ちは凄くあります。とても光栄なことなので、準備はしています」

メジャー1年目という立場、シーズン調整の難しさを承知の上での発言だった。

あくまで前向きな姿勢を崩さず、「出たい気持ちはあるが、細かい部分はこれから話し合う」と現実的な見解も添えた。


 

▪️球団は「支持」、代理人は「慎重」

岡本選手の発言は、同席していたブルージェイズ首脳陣にも波紋を広げた。

報道陣から球団の見解を問われたアトキンスGMは「球団としてWBCを支持している」とコメント。ただし、その言葉は通訳を通じては伝えられず、間に入った代理人のスコット・ボラス氏は「それはまた話す」と慎重な姿勢を示した。

メジャー1年目の主砲候補という立場を考えれば当然の反応とも言える。一方で、球団・代理人・本人の思惑が交錯する構図は、岡本選手がすでに「チーム戦略と国際舞台の両軸」で語られる存在になったことを示している。

 

▪️侍ジャパンで培った実績 WBC優勝経験者としての自負

岡本選手はすでにWBCの舞台を知る男だ。

2023年大会では侍ジャパンの一員として出場し、日本代表の3度目の世界一に貢献。昨年11月の「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」でも代表メンバーに名を連ね、韓国戦後には「(WBCが)近づいてきた」と声をかけられると、「そうなればうれしい。僕は僕で頑張りたい」と静かに闘志をのぞかせていた。

渡米前、日本で最後の試合になるかもしれない状況でも「今日もたくさん声援をいただいた。頑張りたい」とファンへの感謝を忘れなかった姿勢は、

代表常連としての責任感そのものだった。


 

▪️4年94億円契約が示す“評価”背番号7に託された期待

岡本はポスティングシステムを利用し、ブルージェイズと4年総額6000万ドル(約94億2000万円)で契約。これは同時期にMLB挑戦を果たした村上宗隆(ホワイトソックス)を、契約年数・総額で上回る条件だ。

背番号は「7」。球団公式サイトのロースターにも即座に登録され、チームの中核としての位置づけが鮮明になった。メジャー1年目から主力として期待される存在が、WBCという国際舞台にどう向き合うのか――その判断は、個人の意志だけでなく、球団戦略やMLB全体の潮流とも密接に絡んでいく。

 

▪️メジャーと代表、その両立へ

岡本和真選手が背負う「日本の主砲」の現在地

巨人時代に数々の最年少記録を打ち立て、本塁打王・打点王の2冠にも輝いた日本球界屈指のスラッガーは、今やメジャーの舞台で評価と責任を同時に背負う存在となった。

ブルージェイズのユニホームに袖を通しながらも、岡本の視線の先には、今もなお日の丸がある。
その覚悟が実現するか否か!?