寺地拳四朗の拳を前に敵前逃亡したガルシア!再調整をIBFへ正式要請 体調不良に疑問符…王者の無責任な振る舞いに怒りあらわ
プロボクシングIBF世界スーパーフライ級6位の寺地拳四朗選手(BMB、25勝16KO2敗)が、王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)による“前日中止”という前代未聞の事態を受け、試合日程の再調整をIBFへ正式に求める方針を明らかにした。
覚悟を決めてリングに立つ準備を整えていた挑戦者に対し、
王者のあまりに無責任な対応が厳しい批判を浴びている。
前WBA&WBC統一世界フライ級王者の寺地選手は、
3階級制覇を懸け、昨年12月27日にサウジアラビア・リヤドで
ガルシアへ挑戦する予定だった。
だが、26日の前日計量をクリアした直後、試合は突如中止。
ガルシア陣営は「計量後のリカバリーで胃が受け付けず、嘔吐した」と説明し、病院で脱水症状と診断されたとしてドクターストップを主張した。
しかし、試合中止から一夜明けた翌朝、体調不良を理由に戦えなかったはずのガルシアが、ホテルのレストランで平然と食事を楽しむ姿を寺地選手自身が目撃。
この光景は、命を懸けて試合に臨もうとしていた挑戦者の感情を逆なでした。
寺地選手は米専門メディア「ボクシングシーン」に対し、「言葉を失うとは、こういうことなんだと初めて分かった。現実を受け止めるまで時間がかかった」と率直な胸中を吐露。怒りと悔しさをにじませながらも、決して相手を罵倒することなく、再戦を強く求める姿勢を貫いた。
一方で、王者ガルシアの行動には疑問符が付きまとう。
計量を終え、試合を目前に控えた段階での一方的な病院搬送、そして翌日の“元気な姿”。王者としての責任感、王座を守る覚悟が本当にあったのか、厳しく問われても仕方がない状況だ。
ガルシアは本来、同級3位アンドルー・モロニーとの指名試合を指令されていたが、IBFは特例としてガルシア対 寺地を承認。
勝者が180日以内にモロニーを迎え撃つ条件付きだった。
にもかかわらず、挑戦者側に一切の非がないまま試合が消滅したことに、寺地陣営は強い憤りを示している。
寺地選手は「今はガルシアと戦うことしか考えていない」と言葉に力を込めた。
サポートする三迫ジムの三迫貴志会長も「優先されるべきはガルシア対寺地。他の選択肢は考えていない」と断言。逃げることなく再戦を求める寺地の姿勢は、世界王者としての資格を誰が備えているのかを、はっきりと浮き彫りにしている。
敵前から身を翻した王者と、理不尽をのみ込みながらも正々堂々とリングを求める挑戦者。
世界タイトルを懸けた戦いの舞台に立つにふさわしいのは、
果たしてどちらなのか。
もちろん寺地選手であることは明らかだ!
IBFの迅速な判断を待ちたいと思う。

