人気女子プロレスラー上谷沙弥選手、激動の頂点から“戦略的休養”へ スターダムが下した決断と復帰ロード

2026.1.6

【上谷沙弥選手・公式Instagramより画像】

女子プロレス界の象徴的存在となった上谷沙弥選手が、

ひとつの区切りを迎えた。
スターダムは6日、公式Xを通じて 上谷選手

体調面を考慮し一定期間の休暇に入ることを発表。

次回以降の大会を欠場し、2月7日の大阪大会での

復帰を予定していると明らかにした。


 

2025年の上谷選手は、まさに“駆け抜けた一年”だった。
東京スポーツ『プロレス大賞 supported by にしたんクリニック』では、女子初となる最優秀選手賞(MVP)と女子プロレス大賞のダブル受賞という歴史的快挙を達成。

名実ともに女子プロレス界の頂点に立った存在である。

年始早々に行われた『WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム』では、朱里選手との大一番に臨み、敗れはしたものの、その存在感と責任の重さをあらためて印象づけた。
一方で、その舞台裏では、トップランナーとしての連戦、注目度、精神的プレッシャーが確実に積み重なっていたことも想像に難くない。

今回の発表で特筆すべきは、「会社の判断として」休暇を設けたと明言している点だ。
これは単なる選手個人の申し出ではなく、団体として上谷沙弥という看板選手を長期的に守り、活かすための“マネジメント判断”であることを示している。

スターダムにとって、上谷選手は競技面だけでなく、興行・ブランド・対外的評価のすべてを背負う存在だ。
だからこそ、無理を重ねさせるのではなく、一度ブレーキをかける。今回の決断は、トップ選手を消耗品にしないという団体の姿勢の表れとも言える。

復帰予定日は2月7日、エディオンアリーナ大阪第1競技場。
約1か月のインターバルは、肉体的回復だけでなく、王者として、MVPとして背負った重圧をリセットする時間にもなるはずだ。

スターダムは発表の中で、「試合を楽しみにしていたファンへの謝罪」を丁寧に述べつつ、理解を求めた。
その言葉の裏には、“最高の状態でリングに戻す”という明確な意思がある。