岡本和真選手はなぜ「倍額評価」を受けたのか!? 村上宗隆選手との契約差が映すメジャーの本音
巨人からポスティングシステムを利用してメジャーリーグに
挑戦した岡本和真内野手(29)が、
ブルージェイズと4年総額6000万ドル(約94億円)で合意した。
複数の米メディアが3日に報じたこの契約は、
日本球界のスターが受けた評価としては極めて高水準だ。
同時期に海を渡った村上宗隆選手(25)は、ホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億円)。年俸ベースでは村上選手がわずかに上回るものの、総額では岡本選手が「ほぼ2倍」という大きな差がついた。
この数字は、単なる年齢差や実績差以上に、
メジャー側の“評価の質”を如実に物語っている。
米球界で岡本選手に向けられた視線は、一貫して「計算できる打者」だった。
スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は、村上と比較した上で「パワーは村上が上だが、バットコントロール、速球対応、守備の安定感を含めると岡本はより“安全な選択肢”と見る関係者が多い」と報道。
三振率の低さや対応力の高さも評価材料となり、即戦力としての信頼感が契約年数に反映された。
一方、村上選手に対する評価は別の角度から語られている。
ニューヨーク・ポスト紙の報道では「村上は突出した才能を持つが、適応には賭けの要素がある」と分析。圧倒的な長打力は魅力である一方、メジャー投手の速球や変化球への対応が未知数である点が、契約の慎重さにつながった。
契約形態は、2人のキャリア観の違いも映し出す。
来季30歳を迎える岡本選手にとって、4~5年規模の契約は現実的かつ安定した選択。一方、25歳の村上選手は、年俸を抑えた長期契約ではなく、短期決戦で結果を残し、次の大型契約を狙う“勝負の道”を選んだ。
選択したチームの状況も対照的だ。
岡本選手は即戦力としての完成度が求められる。一方、村上選手が加入するホワイトソックスは昨季100敗を喫した再建途上のチームで、成長と適応の時間を確保しやすい環境でもある。
契約金額の差は、優劣ではない。
それは、メジャーが岡本選手に求めた「確実性」と、村上に託した「可能性」の違いが生んだ、必然の数字とも言える。

