スパイダーマン新章始動 トム・ホランド主演最新作が撮影終了“忘れられたヒーロー”の再生物語へ
【from Destin Daniel Cretton official Instagram】
スパイダーマンが、再びスクリーンへ帰ってくる。トム・ホランド主演のシリーズ最新作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』がすべての撮影を終え、2026年夏の公開に向けて動き出した。メガホンを取るデスティン・ダニエル・クレットン監督が自身のInstagramで報告し、長く過酷な撮影期間の幕引きをファンに伝えた。
クレットン監督は、スタッフやキャストと肩を並べた集合写真を投稿し、
「これまでで最も大きく、最も挑戦的な映画だった」と振り返る。
撮影現場を支えた全員に感謝を述べながら、「この作品が世界中のスクリーンで上映される瞬間を心から楽しみにしている」と完成への手応えをにじませた。
なかでも監督の言葉が熱を帯びたのは、主人公ピーター・パーカーを演じたトム・ホランドについてだ。花輪を首にかけたホランドの写真とともに、「恐れを知らない演技、粘り強い仕事ぶり、そして現場をまとめ上げるリーダーシップに感謝する」と最大級の賛辞を送った。本作が、ホランドにとっても“節目”となる一本であることは間違いない。
本作は、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で世界中の人々の記憶から存在を消されるという、シリーズ屈指の喪失を背負ったピーター・パーカーの“その後”を描く物語だ。誰にも知られず、誰にも頼れない・・・
そんな状況から再び立ち上がるスパイダーマンの姿が、
タイトル通り「新しい一日(Brand New Day)」として描かれる。
撮影はイギリス・グラスゴーを中心に敢行。
街中でのロケでは、スーツ姿のホランドを目撃した市民が集まり、
まるで映画のワンシーンのような光景がSNSで拡散された。
途中、スタント中の事故でホランドが脳震盪を起こすアクシデントもあったが、
幸い大事には至らず、治療後すぐに撮影へ復帰。そのプロ意識の高さも話題を集めた。
キャスト陣もシリーズ屈指の厚みを誇る。ゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロンといったおなじみの面々に加え、パニッシャー役のジョン・バーンサル、ハルク役のマーク・ラファロといったMCUの重量級キャラクターが集結。さらにスコーピオン、トゥームストーンといったヴィラン勢の参戦も明らかになっており、物語はよりダークで緊張感のある展開へと踏み込む可


