フジテレビ 看板バラエティを元日に再起動『なるほど！ザ・ワールド』6年ぶり復活、有吉弘行さん×指原莉乃さんで新装開店
【© Fuji Television Network, Inc.】
フジテレビは15日、来年1月1日夜に新春特番『有吉弘行の超なるほど！ザ・ワールド』（午後9時30分～深夜0時）を放送すると発表した。
1980～90年代に一時代を築いた名物バラエティが、6年ぶりに復活する。
『なるほど！ザ・ワールド』は1981年から96年までレギュラー放送され、その後も特番として不定期に制作されてきた。世界各地の文化や風習、常識をクイズ形式で紹介する構成が特徴で、当時のフジテレビを象徴する国際情報バラエティの一つとして知られる。
今回の復活版では、MCに有吉弘行さんと指原莉乃さんを起用。
時代の空気を的確に捉える2人を前面に据えることで、従来の“海外紀行バラエティ”に現代的な視点を加える狙いがうかがえる。スタジオには計18組21人のゲストが出演する予定だ。
上段左から＝阿佐ヶ谷姉妹（渡辺江里子、木村美穂）、アルコ＆ピース（平子祐希、酒井健太）、アン ミカ、池田美優（みちょぱ）、IKKO、井戸田潤（スピードワゴン）、井上咲楽、重岡大毅（WEST.）、有吉弘行、指原莉乃、タイムマシーン３号（山本浩司、関太）、田中卓志（アンガールズ）、玉森裕太（Kis-My-Ft2）、中川安奈、野呂佳代、ビビる大木、深澤辰哉（Snow Man）、松倉海斗（Travis Japan）、森泉、吉村崇（平成ノブシコブシ）
番組のテーマは「世界一のミステリータウン！どうやってココで暮らしていんだ!?SP」。南米コロンビアのイスロテ島、中国・重慶、インドといった、急激な人口増加や地理的制約を抱える地域を取り上げる。観光的な側面だけでなく、現地で暮らす人々の生活や工夫を軸に、クイズを交えながら紹介する構成となる。
収録を終えた有吉さんは、
「知っているつもりだった世界にも、まだまだ未知の情報が多いと感じた」と振り返り、特に中国・重慶の街並みについて「衝撃的だった」と語った。
一方で、過酷なロケ環境にも触れ、「自分が行くとなると気が進まない」と本音を交えつつ、現地取材に臨んだリポーター陣の奮闘を評価した。
指原さんも「世界について分かっているつもりでも、実際には知らないことが多い」と語り、特に関心を寄せていたというインドの文化について「新たな発見があった」とコメント。コロンビアでの長距離移動についても触れ、「大変さと引き換えに、貴重な映像が生まれている」と、番組内容に一定の手応えを示した。
テレビ業界では近年、海外ロケを伴う大型バラエティの制作が減少傾向にある。
そうした中での本企画は、フジテレビが“かつての強み”を再評価し、
元日という特別な放送枠で改めて視聴者に提示する試みとも言えそうだ。