NBAレイカーズ八村塁選手が存在感を完全復活!豪快ダンクに“流れを変えたブロック”で13得点6リバウンド ジャズとの死闘を制し4連勝

2025.11.24

【©️Los Angeles Lakers 】

ロサンゼルス・レイカーズがまた一つ、粘り腰を示した。
現地23日(日本時間24日)、敵地デルタ・センターで

ユタ・ジャズと対戦したレイカーズは、最後まで主導権が揺れ動く接戦の末、

108―106で競り勝ち、シーズン4連勝を飾った。

戦績は12勝4敗(勝率75.0%)に到達し、

ウェスト上位争いをしっかりとキープしている。


 

この日、前節で6得点にとどまった八村塁選手が“修正力”を示した。

序盤から積極的にオフェンスへ関与し、最終的に13得点6リバウンドをマーク。豪快なボースハンドダンク、勝負どころのブロック、ファンダメンタルを武器にしたカットイン。

数字以上に、試合のリズムを左右する働きが光った。

 

■スター軍団も苦しんだ前半、ドンチッチの妙技で主導権

先発はレイカーズがルカ・ドンチッチ、オースティン・リーブス、レブロン・ジェームズ、八村、ディアンドレ・エイトン。ジャズはキヤンテイ・ジョージ、エース・ベイリー、シヴィ・ミハイルーク、ラウリー・マルッカネン、ユスフ・ヌルキッチが並んだ。

第1クォーターから同点4回、リードチェンジ10回と息をつかせない展開。レイカーズはドンチッチがフル出場で13得点と攻撃を主導し、32―30でリードを奪った。
第2クォーターはレブロンの連続得点で流れを引き寄せ、62―55と7点差で前半終了。ドンチッチの股抜きドリブルや背面パスなど“らしい”プレーが立て続けに飛び出し、会場を沸かせた。

 

■エイトン離脱で暗雲も…主軸が意地の巻き返し

しかし第3クォーター、レイカーズは突然シュートが止まる。残り10分半からまさかの“6連続フィールドゴールミス”。対するジャズは高確率で得点を重ね、1―14の猛攻で一気に試合をひっくり返した。

さらにインサイドの大黒柱エイトンがヒザを負傷し、そのまま離脱。流れも戦力も削られる苦しい時間だったが、レブロン、ドンチッチ、リーブスの3人が得点で踏ん張り、84―81と逆転して最終Qへ。

 

■最大13点リードも危機一髪の終盤

第4クォーター、レイカーズはスター勢の集中力が一段階上がり、開始直後から14―5のラン。残り6分には最大13点リードを奪った。

だがここからマルッカネンが爆発。アウトサイドとフィジカルドライブの両面で攻め立て、終盤に1点差まで迫られる。それでもレイカーズは最後のポゼッションを冷静に守り切り、逃げ切りに成功した。

 

■八村塁選手の攻守で“今季ベスト級”の存在感

前節6得点と不完全燃焼に終わった八村選手だが、

この日は序盤からアグレッシブ。
第1クォーター残り6分4秒には、右コーナーでの難しいジャンプショットを沈めてリズムをつかむ。

さらにドンチッチのドライブに連動したカッティングからのレイアップ(残り3分20秒)、トランジションで叩き込んだ豪快ダンク(残り2分12秒)と、持ち味を存分に発揮した。
守備ではミハイルークへのブロックが際立ち、流れの変わる場面にも度々登場した。

レイカーズが連勝を伸ばす中で、

八村選手のフィジカルと判断力はますます重要性を増している。