大洗花火大会2025今年も大成功 1万8000発の花火が夜空に咲き誇る 大会準備を尽力した髙橋堅太氏インタビュー
【画像提供/ Be-U株式会社 大洗花火大会2025ドローンによる空撮】
2025年10月16日、茨城県大洗町で恒例の「大洗花火大会」が開催され、
例年以上の盛況となった。秋の澄んだ夜空に打ち上がった約1万8000発の花火は訪れた観客を魅了し、会場周辺は熱気と歓声に包まれた。地元観光協会によると、来場者数は過去最高を記録したという。
今年の花火大会は、地元企業や自治体が協力して準備を進め、演出面でも趣向を凝らしたプログラムが展開された。特にフィナーレでは、大洗の海上から打ち上げられた特大花火が夜空を覆い、観客からは「圧巻」「感動した」といった声が相次いだ。会場には家族連れやカップル、観光客が詰めかけ、屋台やライトアップされた会場周辺も大いに賑わいを見せた。
▪️裏で支えた立役者たち
大会の成功を支えたのは、表舞台だけでなく裏方で奮闘した人々の存在である。中でも注目されるのは、コスプレイベントの企画を担当した阿知波健太氏(株式会社Local)と髙橋堅太氏だ。今年は、国内で人気のコスプレ団体と協力し、これまでのアーティスト主体の催しとは一線を画す取り組みを実現。これにより来場者数の増加に大きく寄与したとされる。
また、過去に類を見ない規模で露店やキッチンカーを配置し、ご当地グルメを前面に押し出したフード展開も大会の魅力を高めた。会場内は多彩な屋台が立ち並び、訪れた観客は花火だけでなく食の楽しみも堪能できた。
▪️インタビュー:髙橋堅太氏に聞く成功の要因
大会の準備を担当した髙橋堅太氏に話を聞いた。
―今年の大会が大成功したポイントはどこにありますか。
髙橋堅太氏は「やはり、ふるさと納税に入場チケットを組み込んだことが大きかったと思います。ふるさと納税の取り組みは今年で4年目。回を重ねるごとに認知が増えてきたと思います。会場内には花火がよく見えるプレミアム席を設け、より多くの方に楽しんでいただけるよう工夫しました」と語った。
―具体的にはどのような工夫をされたのですか。
「ふるさと納税の返礼品として、レジャーシート席、パイプ椅子席、4名用の卓上席など選択肢を増やしました。その結果、約3万枚のチケットがオンラインで販売され、大きな成果につながりました」と説明する。
―フードエリアの充実も功を奏したと聞きます。
髙橋氏は「会場では約100台のキッチンカーを手配し、片手で食べられるファストフードを中心に提供しました。仮装したコスプレ参加者も安心して楽しめるよう配慮しています。
―コスプレイベントも盛況でしたね。
髙橋氏は「ハロウィン前のタイミングで花火との相性も抜群でした。衣装の着替えや休憩が快適にできる控室を整え、さらにコスプレ参加者が楽しめる環境づくりに注力しました。会場内では、コスプレの方でも片手で食べられるフードを用意し、化粧や衣装が崩れない工夫も行いました」と語った。
―ドローンを用いた空撮も担当されたそうですが。
「はい。ドローンを使った空撮プロジェクトも手掛けています。夜空から見た花火を今後、大洗の公式サイトで公開する予定です。天候にも恵まれ、非常に素晴らしい映像になりました。以前はパリコレの撮影も担当しており、ドローンを使った新しい視点の映像には世界中から依頼をいただくこともあります。音響の技術も持ち合わせているため、音楽と映像の融合にも今後力を入れていきたいです」と語る。
髙橋堅太氏は過去にパリコレbottomallショー演出に音響照明映像サポートを経験するなどしており、ドローンを使った演出に関して売れっ子。音のスペシャリストでありながら、ドローン撮影技術も持ち合わせる多才ぶりは「鬼に金棒」と称される。
https://www.youtube.com/watch?v=QIanqovojjg
https://www.asahi.com/articles/ASQ2B6WMPQ29UTIL01Z.html
▪️地域活性化への貢献
主催者は「皆さまのご協力のおかげで、安全かつ盛大に開催できた。来年もさらに充実した花火大会を目指したい」とコメント。地元住民や観光客が一体となって楽しめるイベントとして、地域活性化にも大きく貢献している。
会場には、家族連れや友人同士、カップルが思い思いの時間を過ごし、秋の夜空に咲く光の祭典は、今年も多くの人々の心に深い印象を残した。来年の開催にも掘り盛大な規模になることに地域住民はもとより、リピーターからすでに期待が寄せられる。
髙橋 堅太【Kenta Takahashi】経歴
Sound Engineer/Drone Operator
1990.8.10 (35)
東放学園音響専門学校卒業
2011 / 株式会社S.C.ALLIANCE arte社入社
2017 / 株式会社S.C.ALLIANCE arte社退社
2017 / フリーランスエンジニア
イベント・アーティストツアーPAクルーとしてTour帯同
2020 / 『 Be-U株式会社 』 設立
同世代のクリエイター集団と共にTechカンパニーとして
様々なエンタメ空間をサポートする。
私たちがサポートしてきたイベントや作品制作、空間演出など、Be-Uのプロジェクトは多岐にわたります。
その歩みから私たちは様々な経験を積み、視野を広くもち、スキルを磨き感性を研ぎ澄ましてきました。
表現者の前に人としての在り方を丁寧に、そして自立したそれぞれの強みを掛け合わせて我々はさらに前へ、目指す未来へ進みます。
私たちの根底にあるのは
「関わる人すべてに感動を届けたい、心が震える体験・瞬間を存分に味わってほしい」という想い。
限られた時間、機会の中でその可能性を広げていきたいです。
そして、お客様はもちろんのこと、この仕事を目指す人にも夢やきっかけを与えたいと思っています」
Rin’ 文化庁プロジェクト 会津鶴ヶ城,熱海ニューアカオ,岐阜羽島(映像制作,DRONE)
https://www.youtube.com/watch?v=SeHkEo6yHQM&t=9s
Rin’池袋デジタルアートパーク池袋グローバルリング(映像制作,DRONE)
https://www.youtube.com/watch?v=l-RINrsu7-E&t=1850s
東京ビックサイトH.C.R.国際福祉機器展JPFA NextUD show (映像制作)
https://www.youtube.com/watch?v=i-CvfDu6Ja0
大阪・関西万博 O-MU-TSU ファッションショー
EXPOシャインハット(PA,照明,映像,制作)
https://wel-fashion.jp/expo2025/
【文・インタビュー/高須基一朗】











