森田望智さんが、2027年度前期連続テレビ小説『巡るスワン』（読み：まわるすわん）のヒロインに抜擢され、21日、NHK放送センターで行われた制作・主演発表会見に登場した。オーディション落選が続いていた彼女にとって、オファーによる大抜擢はまさにキャリアの転機となった。会見では、主演決定の喜びや本作への意気込みを語り、

会場を魅了した。脚本のバカリズム氏、制作統括の桑野智宏氏も出席した。

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本作はバカリズム氏の完全オリジナル脚本によるヒューマンコメディーで、舞台は現代の長野県。生活安全課に配属された女性警察官が、“何も起こらない日常”を守る中で自らの道を見つける姿を描く。タイトルは諏訪湖の白鳥型遊覧船や、警察官を指す“お巡りさん”に由来する。

森田さんは白い衣装に身を包み、終始笑顔で登場。

「朝ドラという大きな歴史の中のバトンをお預かりすることを光栄に思います。日常に溶け込むような朝ドラにしたい。朝のルーティンの中で、当たり前だけれどなくてはならない存在になれるよう精一杯頑張ります」と意気込みを語った。

主演はオーディションではなくオファーによる決定で、

森田さん自身も「びっくり」の連続だったと告白。

「なぜ私なのか分からないけれど、共感性のある主人公に近いかもしれない」

と自虐的に笑いを誘いつつも、自信をにじませたその姿は、

彼女の大抜擢の正当性を感じさせるものだった。