24日に東京・トヨタアリーナで開催される「Prime Video Boxing 14」の公式会見が21日、東京都内で行われ、WBC世界バンタム級王座決定戦に臨む井上拓真選手（29＝大橋）が、自らの復活を高らかに宣言した。

対戦相手は同級1位でキックボクシングでも世界王者の経験を持つ那須川天心選手（27＝帝拳）。

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井上拓真選手は昨年10月、堤聖也選手に判定負けし、

WBA同級王座を失って以来のリング復帰戦となる。

「コンディションは最高です。練習も一切抜かさず、ここまでやり切れた。過去一の状態」と自信を見せ、那須川天心戦についても「スピードや勘の良さは警戒するが、総合力で上回りたい」と王座奪還への決意を語った。

会見には、兄で4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥選手も同席。

拓真選手は「知名度の高い天心選手に初黒星をつけ、自分のファンに応えるためにも倒しに行きたい」と力強く話すと、「この試合の決定でモチベーションは最高潮。世間をあっと言わせるカードにしたい」と復活劇への期待を高めた。

キャリア12年、再び王座を狙う男の挑戦が、注目のリングが遂に今週末に幕を開ける。