ドンチッチが41得点の圧巻パフォーマンス 八村塁選手は欠場のレイカーズ、疲労色濃いバックスを敵地で振り切る

2025.11.16

【©️Los Angeles Lakers, 】

ロサンゼルス・レイカーズが、ミルウォーキー・バックスとの連戦において存在感を示した。11月15日の敵地ファイサーブ・フォーラム戦は、ルカ・ドンチッチの41得点を軸に119-95で快勝。八村塁が左ふくらはぎの痛みで今季初めて欠場したなかでも、チームは要所を締めた。


■ 序盤から試合を掌握 バックスに疲労の影響も

試合は立ち上がりからレイカーズが優位に進めた。ドンチッチが第1クォーターだけで12得点・5アシストを記録し、攻撃のテンポを支配。一方、前日にオーバータイムを戦ったバックスは要所でショットがリングに嫌われ、18点に止まるなど重たい入りとなった。

第2クォーターもその流れは変わらない。エイトンがインサイドで14得点を重ね、リーブスも創造性あふれるパスでオフェンスを牽引。バックスのシュート不振は改善されず、レイカーズが65―34と大量リードで前半を折り返した。

 

■ レイカーズに隙、バックスが一時反撃

ただしレイカーズの圧倒的優勢は、後半の立ち上がりで揺らいだ。第3クォーター、バックスのグリーンに連続3ポイントを許すなど守備の綻びが露呈。

15―0のランを浴び、試合は一時“嫌な空気”に包まれた。

それでも、レイカーズはドンチッチが終盤に連続8得点で持ち直す。主導権を再び引き寄せ、92―72で最終クォーターへ。

 

■ リーブスの3本連発が勝負を決める

第4クォーター序盤は再び流れがバックスに傾き、3ポイント攻勢でじわじわと点差を詰められた。しかし、リーブスがタイムアウト明けに3ポイントを3連発。精神的にも重たい一撃となり、バックスの勢いを完全に止める結果となった。

試合はそのままレイカーズが落ち着いて締め、119―95でアウェー5連戦を3勝2敗で終えた。

 

■ 主力の奮起と八村塁選手は欠場の影響

この日の主役は間違いなくドンチッチだ。41得点、9リバウンド、6アシストと、まさに攻撃の“全権”を担った。一方で八村の不在はローテーションの幅を狭めたが、ヘイズやコネクトらベンチ陣が一定の役割を果たした点は明るい材料と言える。

エイトンも20得点・10リバウンドと安定感を示し、リーブスは25得点に8アシストとオールラウンドに活躍。

ドンチッチへの負荷を分散させる場面も随所に見られた。

■ 次戦はホームでジャズ戦、レブロン復帰に注目

レイカーズは18日にホームへ戻り、ユタ・ジャズ戦に挑む。

開幕から欠場を続けているレブロン・ジェームズの復帰が噂されており、

チームの構成がどのように変化するのか注目される。

ドンチッチの爆発力に頼るだけでは長期戦線を戦い抜けない。

八村選手の回復状況、レブロン復帰後のチームバランスなど、

今後のレイカーズには“本当の意味でのチーム力”が問われることになりそうだ。