U-NEXT、UFC日本配信パートナー契約を2031年まで延長

U-NEXTは10日、総合格闘技の世界最高峰「UFC(Ultimate Fighting Championship)」との日本国内における配信パートナーシップ契約を2031年まで延長したことを発表した。これにより、年間約40試合に上るUFCイベントが、国内でライブ配信され続けることとなる。また、2026年からは新たに『Dana White’s Contender Series(デイナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ)』も配信され、若手選手の登竜門として注目される大会も視聴可能となる。
U-NEXTはこれまで、UFCナンバーイベントやUFCファイトナイトの全試合に加え、『UFC Countdown』『UFC Connected』『The Ultimate Fighter』、さらにアジア太平洋地域の有望選手を発掘する『ROAD TO UFC』などの人気シリーズを配信してきた。今回の契約更新により、U-NEXTは日本国内でUFC関連コンテンツの「ほぼ独占的配信権」を持つことになり、格闘技ファンにとって欠かせないプラットフォームとなる。
UFCシニアバイスプレジデント兼アジア統括責任者のケビン・チャン氏は、「過去3年間、U-NEXTは日本市場におけるUFCの認知拡大に大きく貢献してくれました。この協力関係をさらに強化し、日本のファンや選手、関係者とともに、UFCの成長を加速させていきたい」と公式にコメントを出している。
現在、UFCの日本人選手としては、平良達郎、堀口恭司、朝倉海、女子ストロー級の魅津希ら8名がロースターに名を連ねている。さらに、『ROAD TO UFC』や『Dana White’s Contender Series』を通じて新たな才能の発掘も進行中で、日本人ファイターのUFC挑戦の機会が増えている。
米国ではすでにParamount+がUFCの放映権を取得しており、ペイ・パー・ビューなしで全試合を視聴可能にしているが、日本市場ではU-NEXTが「UFCライブ配信の独占的窓口」として地位を確立し、日本国内の格闘技市場での優位性を確保した形だ。
