RISE – 宇佐美秀メイソン選手、激闘を制し宿敵サンヘに判定勝ち ダウン応酬の末に“僅差の勝利”をつかむ
2025.11.2

【©️RISE】
宇佐美秀メイソン(日本)が、RIZIN韓国大会で
引き分けたジョ・サンヘ(韓国)との再戦を制した。
互いにダウンを奪い合う白熱の攻防の末、
判定2―0(29―28、29―28、29―29)で僅差の勝利を収めた。
初回からサウスポーの宇佐美に対し、サンヘは積極的に前へ。鋭いミドルとローでプレッシャーをかけるが、宇佐美は左ボディストレートと右フックで応戦。
冷静な距離感の中に切れ味あるカウンターを差し込み、試合の主導権を争った。
2R、試合は一気にヒートアップ。サンヘがスイッチから右フックを打ち抜き、宇佐美がダウン。だがすぐさま宇佐美も右ボディから右フックを返し、意地のダウン奪還。
場内をどよめかせた両者の攻防は、まさに一進一退の死闘だった。

最終ラウンドもサンヘが前へ出続け、パンチをまとめにかかる。宇佐美は冷静に足を使いながら、左ストレートとヒザ蹴りで迎撃。終盤にはロープ際で被弾しながらも
最後まで集中を切らさず、試合終了のゴングを聞いた。

結果は僅差ながら宇佐美の勝利。
再戦で“引き分けからの一歩前進”を果たした形だ。
試合後は安堵の表情を浮かべながらも、「この一勝は本当に大きい。あの引き分けを忘れずにやってきた」と、静かに噛み締めた。
勝ち切る難しさを知る両者の戦い。
その中で宇佐美が最後まで気持ちを切らさず、際どい判定をものにした意義は大きい。
勢い任せではなく、勝負どころを掴み取った冷静さと覚悟が光る一戦となった。
