ドジャースが土壇場で踏みとどまる!山本由伸投手が6回1失点の好投 !グラスノー救援で第7戦へ

2025.11.1

【©️Los Angeles Dodgers 】

米大リーグのワールドシリーズ第6戦がロジャーズセンターで行われ、

崖っぷちに立たされたロサンゼルス・ドジャースが

3―1でトロント・ブルージェイズを下した。

これで対戦成績は3勝3敗のタイ。

運命の第7戦は、11月1日(日本時間2日)に同じく

ブルージェイズのホームゲームで開催される。

 

ドジャースは先発・山本由伸投手(27)が粘り強い投球で流れを引き寄せた。

6回を5安打1失点、6奪三振の力投でポストシーズン通算6勝目をマーク。

日本人投手としての新記録を打ち立てた。

試合後は「チームをつなぐ投球ができた。明日に全てを託したい」と冷静に振り返った。

打線も序盤から援護。

三回、1死二塁からブルージェイズの先発ガウスマンに申告敬遠を与えられた大谷翔平選手(31)を挟んで、スミスが左翼線に先制の適時二塁打。さ

らに2死満塁でムーキー・ベッツが左前に2点打を放ち、リードを広げた。

大谷選手はこの試合3打数1安打1敬遠。

八回には左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、チャンスメークで存在感を示した。

中盤以降は両軍の先発が立て直し、緊迫した投手戦に突入。

山本は三回にスプリンガーの適時打で1点を失ったが、以降は危なげない内容で六回を投げ切った。

七回からは救援陣が無失点リレーを展開。

八回には佐々木朗希投手(23)が登板し、

走者を背負いながらも強気のピッチングで無失点に抑えた。

九回は佐々木が続投したが、先頭打者に死球を与え、連打で無死二、三塁のピンチを招く。ここでドジャースは決断。第7戦の先発が見込まれていたタイラー・グラスノーを緊急投入。圧巻の救援で3者を打ち取り、試合を締めた。クローザーとしての役割を果たした右腕は「チームのためにすべてを出した」と語り、ロバーツ監督も「全員でつかんだ勝利」と総力戦を強調した。

ドジャースは球団史上初の2年連続世界一に王手。

一方のブルージェイズも1993年以来32年ぶりの頂点を懸けて第7戦へ挑む。