青森・つがる市発、“ふるさと映画”『じっちゃ!』全国公開!プレミア上映には、超特急の小笠原海さんと千村監督が登壇。わずか7分でチケット完売の加熱ぶり!

2025.11.1

【©️S・D・PRIDE】

公開記念プレミアは販売7分で完売、地元への思いが詰まった感動作

青森県つがる市の市制施行20周年を記念して制作された

映画『じっちゃ!』(監督:千村利光)が、

10月17日に青森県内で先行公開され、

10月31日から池袋シネマ・ロサほか全国で順次上映される。


本作は、笑いと涙、そして「ふるさと」への深い思いを描いた温かな人間ドラマだ。

初回上映にあわせて行われた11月1日(土)の池袋ロサ劇場での

プレミア上映・出演者挨拶のチケットは、販売開始わずか7分で完売。

上映開始から大きな話題を集めた。


▪️出演者と監督が語る撮影秘話

プレミア上映には、超特急の小笠原海さんと千村監督が登壇。小笠原さんは、撮影初日の酷暑の中でスーツ姿での過酷な撮影を振り返りつつ、地元の農家から差し入れされたスイカやお団子の味に感動したことを語った。「過密スケジュールの中で、差し入れのご当地グルメは心の支えになった」と笑顔で話した。

 

▪️ご当地映画の常識を覆す、つがる市の挑戦

本作の最大の特徴は、企画から資金調達までをつがる市フィルムコミッションが主導した点にある。一般的なご当地映画は制作会社が中心となることが多いが、『じっちゃ!』では地元の手で地元を描くという異例のスタイルを採用した。千村監督は「地域の人々の愛情が映画を動かした。皆さんが“自分たちの物語”として作ってくれたからこそ、本当の意味で地元の映画になった」と語る。

 

▪️“メロンのまち”を舞台に、移住者と地元の絆を描く

物語の舞台は、メロン栽培が盛んなつがる市。Iターンで移住してきた女性が、市役所勤務を通じて地元の人々と心を通わせていく姿が描かれる。千村監督は着想のきっかけを「実際に訪れたメロン農家の景色だった」と振り返る。「象徴的な1本松や雄大な空、そして人の温かさ。ここから物語が始まると思った」と語った。

 

▪️四季折々の映像美と、地元住民200人の参加

撮影では、冬の雪原から春の桜、夏のメロン畑、秋の祭りまで、つがる市の四季を余すことなく映し出した。特に市民200人以上が参加したパレードシーンは圧巻で、地元の婦人会や子どもたちも登場。千村監督は「あのシーンは地域そのものの象徴。まるで祭りそのものだった」と振り返る。

 

▪️映画づくりが生んだ、もうひとつの“ふるさと”

撮影期間中、地元からメロンやスイカの差し入れが絶えず、地域の人々の参加が作品の支えとなった。千村監督は「みんなが“自分たちの映画”と思ってくれたことが嬉しかった」と話す。制作過程自体が、地域の絆を深める時間となったという。

 

▪️“帰る場所”を見つめなおす物語

主人公を演じる中村静香をはじめ、小野武彦、小笠原海(超特急)、なだぎ武ら多彩な顔ぶれが出演。作品のテーマは“ふるさと”としての帰る場所だ。千村監督は「じっちゃが語る『ここが故郷だ』という一言に、この映画のすべてが詰まっている。都会でも田舎でも、人の心に届く言葉だと思う」と語った。

 


▪️映画『じっちゃ!』作品情報

出演:中村静香、小野武彦、小笠原海(超特急)、なだぎ武、しゅはまはるみ、篠田諒、木﨑ゆりあ、望月雅友、北野瑠華、鈴原ゆりあ、山内千早、ピンクレディ(りんご娘)、張間陽子、津田寛治

監督・脚本:千村利光

主題歌:Hammer Head Shark「春末」

製作:つがる市フィルムコミッション

配給:S・D・P

上映時間:93分

公式サイト:jiccha-movie.com

X(旧Twitter):@jiccha2025

公開:10月17日青森先行公開、10月31日より全国順次