スダリオ剛選手「団体も含め終わってる」対戦相手が13キロ超過でメイン試合中止へ・・・プロ意識の欠如に問う怒りの訴え

2025.10.29

総合格闘家のスダリオ剛選手(28=元大相撲・貴ノ富士)が29日、自身のインスタグラムを更新し、韓国で30日に開催予定だったMMA大会「WORLD MMA COMPETITION」での試合が、相手選手の大幅な体重超過により中止となったことを報告した。スダリオ選手は投稿の中で、「団体も含め終わってる」と怒りをあらわにし、プロ格闘技の根幹に関わる問題を厳しく指摘した。

 

対戦予定だったのは米国のフランクリン選手。

前日の計量では「俺は122キロ、相手132キロだってよ。そのままで納得するわけないわな」と不信感をにじませていたスダリオだが、再計量ではさらに体重差が拡大。
「本日再計量、俺122kg 相手138kg。団体も含め終わってる。」と綴り、プロの舞台で起きた前代未聞の事態に言葉を失った。

本来、格闘技の計量は選手間の公平性と安全性を確保するための最も基本的なルールであり、13キロ超過という数字は「試合を成立させる以前の問題」だ。しかも今回は大会のメインイベントとして予定されていたカードであり、ファンや関係者の期待を裏切る結果となった。

スダリオ選手は過去の試合でも、計量や体重管理の重要性を繰り返し強調してきた。今回の件についても、「怒り」よりも「プロ意識の欠如」に対する失望が大きいようだ。
「メインの試合だったのに相手の計量13kgオーバーでなくなりました。」という短い言葉の裏には、選手としての誇りと、真剣に格闘技に取り組む者への敬意を守りたいという信念がにじむ。