ニコラ・ヨキッチ、圧倒的な存在感と支配力 開幕3戦すべてでトリプルダブル達成 NBA史上3人目の快挙

【©️Denver Nuggets】
もはや驚きではなく“日常”なのかもしれない。デンバー・ナゲッツの大黒柱ニコラ・ヨキッチが、またしても記録を打ち立てた。28日(日本時間29日)、敵地ターゲット・センターで行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦で、25得点、19リバウンド、10アシスト、さらに2スティールを記録。開幕から3試合連続のトリプルダブルという、NBA史上わずか3人目の快挙を成し遂げた。
チームは127-114で勝利し、今季2勝1敗。
エースのジャマール・マレーがゲームハイの43得点で試合を引っ張り、新加入のティム・ハーダウェイJr.も4本の3ポイントを沈めて20得点。若手ペイトン・ワトソンも12得点2ブロックと躍動し、ナゲッツは王者の風格を漂わせた。
その中で、ヨキッチの存在感はやはり際立つ。フィールドゴール成功率は驚異の9本中9本成功(90.0%)、フリースローも7本すべて沈めた。まるで機械のような正確さで、チームオフェンスの軸を担い続ける。
開幕戦のウォリアーズ戦(21得点、13リバウンド、10アシスト)、続くサンズ戦(14得点、14リバウンド、15アシスト)に続き、これで3試合連続のトリプルダブル。
これは1960-61シーズンのオスカー・ロバートソン、
2020-21シーズンのラッセル・ウェストブルック以来となる記録だ。
昨季、センターとしてNBA史上初めて「平均トリプルダブル」(29.6得点、12.7リバウンド、10.2アシスト)を成し遂げたセルビアの天才は、今季もその勢いを止める気配がない。開幕3試合での平均は20.0得点、15.3リバウンド、11.7アシスト、2.0スティール。スタッツシートの隅々まで支配する“万能司令塔”が、再びNBAの歴史を塗り替えようとしている。
