UFCで復帰戦の魅津希選手、2年ぶりの実戦復帰へ 計量パスで静かな闘志「勝つ気、満点です」

2025.10.25

【©️UFC】

総合格闘家の魅津希(みづき=セラ・ロンゴ・ファイトチーム)が、

2年ぶりのオクタゴン復帰に向け準備を整えた。
現地時間25日、アブダビ開催『UFC 321』女子ストロー級(115ポンド/約52.2kg)オープニング・マッチの前日計量に臨み、リミットちょうどの115ポンドでパス。対戦相手のジャクリン・アモリム(ブラジル)も116ポンドでクリアし、両者の対戦が正式決定した。

 

魅津希はRIZINバンタム級で活躍する井上直樹選手の姉としても知られる実力派女子ファイターの1人。

シュートボクシング「Girls S-cup」2連覇、

DEEP JEWELSストロー級王者などを経て2019年にUFC参戦を果たした。

これまでの戦績は2勝1敗。

2023年の膝の負傷以降は長期離脱を余儀なくされていたが、

今回ついに約2年1カ月ぶりの復帰戦に臨む。

対するアモリムはブラジリアン柔術黒帯の持ち主。

世界大会を複数制し、総合格闘技転向後はLFA女子ストロー級王座を獲得。

UFCでは4戦全勝中で、全10勝のうち10試合すべてをKOまたは一本で仕留めている決定力の強い女子選手だ。

計量後のフェイスオフで、魅津希は落ち着いた表情のまま相手を見据え、

鍛え上げた上腕を軽く構えてポーズ。

試合を前に、自身のX(旧Twitter)では「やる気元気勝つ気満点」と短い言葉で決意をつづった。