ドジャースの二刀流スター・大谷翔平選手（31）が、またしても伝説を塗り替えた。

【©️Los Angeles Dodgers 】

17日（日本時間18日）のナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で、

ブルワーズを相手に3本塁打＆10奪三振の圧倒的パフォーマンス。 

ドジャースを5―1の勝利に導き、

球団を2年連続のワールドシリーズ進出へ王手とした。

 

▪️MLB史上初の「投手の先頭打者アーチ」

マウンドに上がった初回、立ち上がりから150キロ超の直球で3者連続三振。
そしてその裏、自ら打席に立つと、左腕キンタナの直球を完璧に捉え、右翼席上段へ突き刺した。
「投手が先頭打者として本塁打を放つ」――MLB史上初の快挙。 スタンドは一瞬静まり返り、次の瞬間、大歓声がスタジアムを包んだ。

 

▪️二刀流の本領　投げても打っても止まらない

　大谷は3回までノーヒットピッチング。4回に一打許すも、ピンチを断ち切るように2者連続三振で締めた。
その裏には、右腕パトリックから飛距離469フィート（約143メートル）の“看板直撃弾”。チームメートは呆然と頭を抱え、観客席からは「MVP！」のコールが湧き起こった。

　6回を投げ終えた時点で10奪三振、被安打2。7回からはマウンドをリリーフ陣に託したが、バットで再びチームを勢いづける。7回1死、守護神メギルの159キロの直球を強振し、中堅席へ3本目のソロ弾。
この瞬間、スタジアムは完全に「大谷デー」と化した。

 

▪️ポストシーズンでの“3発”は史上11人目

大谷選手の圧巻のパフォーマンスは、ポストシーズン史上11人目となる1試合3本塁打。
投げては6回0／3、100球、2安打3四球10奪三振無失点。

完璧な内容でシリーズ白星を刻んだ。

 

▪️「最高の気分」シリーズMVPで笑顔

試合後のインタビューでは、初のシリーズMVPに選出された大谷選手が、満面の笑みで語った。

「どちらも最高の気分です。声援が力になりましたし、本当にみんなを代表してこの賞をいただいていると思います。あと4つ、全力で勝ちにいきたいです」

さらに、チームメートやファンに向けて、飾らない言葉で締めくくった。

「全員で勝ち切った試合。皆さん、今日はおいしいお酒を飲んでください。」

最後に、世界中で観戦する子どもたちへもメッセージを送った。

「この素晴らしいチームの一体感を見て、野球って面白いなと思ってもらえたらうれしいです。僕たちも、それを目指して頑張りたいです」