横浜DeNAベイスターズ奇跡の大逆転サヨナラ劇!蝦名が決めたCSファイナルへの扉 初回5失点から歓喜の渦へ

2025.10.12

プロ野球・セ・リーグ クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦(12日・横浜スタジアム)は、DeNAが巨人に延長11回7―6で劇的なサヨナラ勝ち。

初回にまさかの5点を先制されながら、終盤に粘り強く食らいつき、

2年連続でファイナルステージ進出を決めた。

 

■ 2死無走者からの奇跡―石上、林、度会、そして蝦名

5―5で迎えた延長11回、1点を勝ち越されてなお、DeNAは諦めなかった。
2死無走者から石上が気迫の内野安打で出塁すると、すかさず二盗を成功。続く林が左前に同点打を放ち、スタンドは総立ちに。さらに代打・度会が右前打で続き、一・三塁の好機を演出。最後は蝦名達夫が4連打目となるサヨナラ打を左前へ運び、横浜スタジアムが歓喜の渦に包まれた。

ヒーローとなった蝦名は試合後、「みんなの執念がつないでくれた打席でした。最高の瞬間です」と満面の笑みを見せた。

 

■ 初回5失点からの大反撃 “ベイスターズ野球”を体現

試合は立ち上がりから波乱。先発のジャクソンが初回に6安打を浴び5点を失う苦しい展開となった。しかし、その裏、チームは即座に反撃。
桑原のツーベースをきっかけに、佐野恵太がライトスタンドへ2ラン。さらに石上が逆方向へ値千金の3ランを放ち、わずか一回で同点に追いついた。スタジアムのボルテージは一気に最高潮に達した。

その後、2番手・石田裕から平良、伊勢、森原ら救援陣が8回までを無失点でつなぎ、守備でも牧が好捕で併殺を奪うなど、チーム一丸の粘りを見せた。

 

■ ファイナルは阪神との頂上決戦へ

この勝利でDeNAは2連勝とし、2年連続4度目のファイナルステージ進出を決定。
次戦は15日(水)から、甲子園での阪神との6回戦制(阪神1勝アドバンテージ)に挑む。

三浦監督は「どんな展開でも、最後まで自分たちの野球を信じた。

初回5失点からよく立て直した」と選手たちを称賛。