米津玄師さん、新曲「1991」で映画『秒速5センチメートル』に寄り添う
2025.10.10
▪️初の“写真ジャケット”で見せた新たな表現の地平
シンガー・ソングライターの米津玄師さんが、
劇場用実写映画『秒速5センチメートル』(10月10日公開)の
主題歌として書き下ろした新曲「1991」を、
10月13日(月)に配信リリースすることが発表された。
▪️本作のジャケット写真は、映画監督で写真家の奥山由之氏が撮影を担当。
これまで米津作品のアートワークといえば、自身によるイラストが定番だったが、
今回は初めて“自ら描かない”という新たなアプローチを選択した。
モノクロームの静かな光の中に、被写体のかすかな体温が宿る印象的な1枚。視覚表現を他者に委ねたことで、米津さんの音楽が内包する孤独と希望の輪郭が、これまで以上に鮮明に浮かび上がっている。
主題歌「1991」は、原作アニメ版で描かれた“時間と距離の痛み”を、実写として再構築した映画のテーマに呼応する形で制作された。
ミニマルな音構成の中に郷愁を帯びたメロディが滲み、タイトルに刻まれた「時代」と「記憶」を静かに照らし出す。
映画公開を記念して、フジテレビ系特番『めぐり合わせが生んだ軌跡「秒速5センチメートル」ができるまで』第5夜(10月10日・24:45〜24:55)に米津さんが出演。
作品への思いや制作背景について語るインタビューが放送され、
TVerでも同日配信される予定だ。
さらに、リリース記念として「1991」デザインのフローティングペンも発表。
楽曲とともに、米津さんの“新たな一歩”を象徴するアイテムとなりそうだ。