寝技イベントQUINTETがドバイ初上陸、桜庭・ヘンゾ・ノゲイラ・ボブ・サップが監督に “アブダビコンバットの再来”となるか―10.23『QUINTET.5』
2025年10月23日(現地時間19時)、UAE・ドバイのコカコーラアリーナで『QUINTET.5』が開催される。今回の大会では、桜庭和志、ヘンゾ・グレイシー、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、そしてボブ・サップという、PRIDE時代を彩った4人のレジェンドがチーム監督に就任。歴史的顔ぶれが揃ったことで、早くも注目を集めている。
◆TEAM SAKU JAPAN
「IQレスラー」桜庭和志が日本代表を率いる。
頭脳派ファイトで、バンダレイ・シウバやグレイシー一族と
数々の名勝負をPRIDE最盛期に繰り広げた男が、
次は指揮官として勝負に挑む。
◆TEAM RENZO GRACIE
柔術の本流を継ぐヘンゾ・グレイシーが登場。
クレイシー一族の正規継承者の1人であり、
伝統と革新を兼ね備えたブラジリアン柔術を武器に戦術でチームを導く。
◆TEAM NOGUEIRA DUBAI
“柔術マジシャン”ノゲイラは、ドバイの名門ジムから精鋭を選出。
PRIDEで活躍時代に、猪木ボンバイエ国立競技場大会でボブサップとの因縁もあり、
チーム戦でも白熱することが注目されている、
開催地ドバイを背負い、地元ファンの声援を背に戦う。
◆TEAM BANGTAO THAILAND
“ザ・ビースト”ボブ・サップは、自身が拠点とするタイのメガジムからトップ選手を招集。かつての破壊力を思わせる豪快采配に期待がかかる。
UAEは政府と王族の後押しにより、柔術(寝技の競技)を
「国技的スポーツ」として位置づけ、国際大会や教育普及の中心地となっている。
その舞台にQUINTETが初めて立つことは、かつて同地域で始まった「アブダビコンバット(ADCC)」を想起させる。
ADCCが世界最高峰のグラップリング大会として20年以上の歴史を築いてきたように、QUINTETが新たな“中東発ビッグイベント”として定着するのか、世界中の格闘技ファンの視線が集まっている。
大会は全世界に向けて配信予定。レジェンドたちが選抜する出場メンバーは後日発表される見込みで、その人選が大会の成否を大きく左右することになりそうだ。