山本由伸投手、粘投も援護なく白星逃す 6四球と制球に苦しむも防御率リーグ2位を維持

2025.9.19

【©️Los Angeles Dodgers,】

ドジャースの山本由伸投手(27)が18日(日本時間19日)、本拠地ドジャースタジアムで行われたジャイアンツ戦に先発登板。5回1/3を投げて108球、1安打無失点、7奪三振の力投を見せたが、味方打線の援護打が無く、12勝目はならなかった。

それでも個人成績は、防御率はリーグ2位の2.58を維持している。

 

立ち上がりから制球に苦しみ、この日だけで6つの四球を与える不安定な内容。

それでも直球は威力十分で、鋭い変化球も冴え、要所ではジャイアンツ打線を力でねじ伏せた。ピンチの場面でも集中力を切らさず、スコアボードに「0」を並べ続けた。

一回は2死から連続四球を与え、一、二塁のピンチを背負ったが、4番エルドリッジを空振り三振に仕留めて難を逃れた。二回にはこの日唯一の安打を許したものの得点は許さず、三回は三者凡退。四、五回は再び制球が乱れたが、粘り強く踏ん張った。六回先頭を四球で歩かせ、二盗も許したところでマウンドを降り、2番手ドライヤーに後を託した。

山本由伸投手は直前までの3試合で「7回以上1安打以下」の快投を続けていたが、この日は早めの降板。それでも無失点で役割を果たしたといえる。

試合後、地元メディアからは「内容は安定を欠いたが、結果でチームに貢献した」と一定の評価が寄せられた。

白星こそ逃したが、山本由伸投手の安定感と存在感は依然として揺るがない。

リーグ2位の防御率をキープし、シーズン終盤に向けてチームの大きな戦力であることを改めて示している。