試合から1ヶ月が経過して朝倉海選手UFC2戦目の対戦相手が実は試合カーフキックの怪我が原因で大ごとに!?
先月8月16日(現地時間)に開催された『UFC319』で、
朝倉海(25)が迎えたUFC二戦目。
対戦相手は元トップコンテンダーのティム・エリオット(39)。
この試合は、朝倉海選手の圧倒的な打撃力と冷静な戦略が際立った一戦だったが
結果的には、一瞬のミスで寝技に引き込まれて一本負け。
しかしながら、試合後に勝利したエリオットが負った深刻なダメージが明らかになり、話題となっている。
▪️1Rは朝倉海選手が主導権を握っていた
試合は序盤から海のペースで進んだ。
1Rでは鋭いパンチで攻め立て、エリオットを追い込む展開。海の攻撃に耐えつつも、エリオットは何度か反撃を試みるものの、次第に海の距離感と打撃精度に押されていった。
▪️試合中盤にカーフキックでエリオットに大怪我
試合の決定的瞬間は2Rに訪れる。海はエリオットの左前足に強烈な右カーフキックを放つ。キックがヒットした瞬間、エリオットの動きが一瞬止まり、現場では衝撃が走ったという。試合後、エリオット本人も「今までで一番効いたキック」と語るほどの威力だった。
しかし、エリオットはその後も果敢に攻め続け、テイクダウンを奪い、ギロチンチョークで一本勝ちを収めた。この勝利の裏で、試合後の検査によりエリオットの左足が骨折していたことが判明。さらに追い打ちをかけるように、骨折した足に血栓ができる深部静脈血栓症(DVT)を発症したことも明らかになった。
▪️衝撃の後日談、深部静脈血栓症に!
エリオットは10日、自身のインスタグラムで病院のベッドに横たわる姿を投稿。「骨折した足のふくらはぎがひどく痛みだして、血栓ができてたんだ。マジでヤバいよ」と現在の状況を報告。深部静脈血栓症とは、脚や骨盤の深部静脈で血液が凝固して血管が詰まる危険な病気で、放置すれば肺塞栓症など生命に関わるリスクもある。
幸い、現在の投稿では自宅で日常生活を送っている様子も見られ、順調に回復している様子がうかがえる。だが、試合から1か月近く経過しても、朝倉海の打撃による後遺症が相手に影響を及ぼしたことは衝撃的だ。
今回の朝倉海選手は試合結果だけ見れば敗戦だが、勝利したエリオットは、その代償として深刻な負傷と血栓症のニュースは、朝倉海の攻撃力が世界レベルの打撃力で凄まじさを改めて印象づけるものとなった。