― 産休明けから2年、手応えを胸にニューヨークの舞台へ ―

テニスの四大大会・全米オープンが現地24日（日本時間25日未明）に開幕する。女子シングルスに出場する大坂なおみ（27＝フリー）は、開幕前に行われたインタビューで現在の心境を語った。

 

大坂は今季8月のモントリオール大会で準優勝を飾り、

復帰後のキャリアにおいて一つの転機を迎えたと感じているという。
「確かにあの大会はターニングポイントになったかもしれない。やっとリラックスしてプレーすることができた。シーズンの終盤戦を前に、今から楽しみ」と自信をのぞかせた。

全米オープンについては「もちろん私にとって特別な大会。家族のほとんどが来てくれる。この場所で育ったので、会場を歩くだけで子供の頃に戻ったような気がする」と地元開催ならではの特別な思いを語った。さらに「今一番優勝の可能性があるのは全米か全豪。その中でも全米はより声援を感じられる」と、ファンの後押しに期待を寄せた。

指導体制については、旧コーチのパトリック・ムラトグル氏から「どんな状況でも自分を鼓舞し続けること」を学び、新たにトマシュ・ビクトロフスキ氏を迎えてからは「ポイントの組み立て方」を学んでいると明かす。「以前とは少し違うけれど、楽しみながらやれている」と新たな取り組みにも前向きな姿勢を示した。

初戦の相手はベルギーのグリーゼ・ミネン。
「昨年クレーで対戦したけれど、今回はサーフェスが違う。ドローに入る選手は誰もが手強いし、ベストを尽くさないといけない」と気を引き締めた。

大坂は2018年と2020年に全米を制しており、今回が3度目の優勝を目指す挑戦となる。

 

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「全米オープンテニス」
8/24（日）～9/8（月） 連日独占生中継！