「負けてたよ、3-0で」磯部師範の率直な一言に感謝の声 クレベルの潔さも光る振り返り動画が話題に!!

2025.8.7

クレベル・コイケ選手YouTubeより(*画像をタップすると動画へ)】

格闘家・クレベル・コイケ(35=ボンサイ柔術)が7日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(さいたまスーパーアリーナ)での朝倉未来(33=JAPAN TOP TEAM)戦を振り返った。

 

試合後もなお悔しさをにじませるクレベルだったが、そんな彼に寄り添い、時に厳しくも愛情を込めて語りかけた磯部師範の姿が、多くの格闘技ファンの胸を打っている。

動画の冒頭、クレベルは「まだ信じられない」とうつむきながら語り、敗戦のショックが癒えていない様子。そんな彼に、磯部師範は「えっ、負けたの? オレ知らないけど」とおどけて返し、緊張をほぐす。

クレベルが「知ってるでしょ、お前・・・言ってたじゃん」とツッコミを入れ、2人の距離感がにじむ場面となった。

 試合内容について「負けたけど負けてない」と自らの感覚を語るクレベルに対し、磯部師範は「いや、負けてたよ! 私見てたよ。フラットに見たら3-0で負けかもしれない」と、あくまで冷静かつ率直に分析。

真正面から向き合い、感情論ではなく事実を語るその姿勢には、格闘技を真摯に見つめてきた人物としての深みが感じられた。

映像では、師範の指摘に思わず苦笑いしながら“軽く殴打”するクレベルと、それに対し「いて~っ!」と大げさに反応する師範の姿も映し出され、2人の深い信頼関係が随所に表れていた。

また磯部師範は、会場でのクレベルへの声援の大きさや、YouTubeチャンネルへの反響にも触れ、「それだけ期待されている存在である」とクレベルを称賛。

厳しさと愛情のバランスを絶妙に保つその姿勢には、多くのファンが「こういう人物に見守られているクレベルは幸せだ」と声を寄せた。

 一方、敗戦の受け入れがたい心境を抱えながらも、クレベルがこのやり取りを包み隠さずYouTubeで公開したことも、多くの称賛を集めている。

「敗けたことも含めて、正直に語る姿勢が潔い」「この姿を見て、ますます応援したくなった」と、ファンの声は温かい。

コメント欄には「真正面から3-0って言ってくれる師範がいるのは財産」「勝っても負けてもクレベルはクレベル」「こんなやり取りができるのは信頼あってこそ」など、両者を称える声が相次いでいる。

闘う者の孤独を知り、時に厳しく、時に笑いで包み込む―そんな磯部師範の存在。

この投げかけられた言葉を受け止め、自らの言葉で気持ちを発信し続けるクレベル・コイケの人気は、敗戦しても価値は下がらないと感じる。

【文:高須基一朗】