パドレスのダルビッシュ有・苦い内容 1イニング2暴投で勝ち越し許す
2025.8.6
【©️San Diego Padres】
パドレスのダルビッシュ有投手(38)が5日(日本時間6日)、敵地チェースフィールドでのダイヤモンドバックス戦に先発登板。4回に1イニング2暴投を記録するなど、要所で精彩を欠き、勝ち越しを許す内容となった。
ダルビッシュ選手は初回、2死から4番グリエルに13号2ランを浴びて先制点を献上。日本時間7月31日のメッツ戦で7回無失点の快投を見せたばかりだったが、この日も立ち上がりに課題を残した。
それでも、味方打線がすぐさま援護。1回裏にボガーツの8号ソロとクロネンワースの適時打で同点に追いつき、試合は振り出しに戻った。
2回は先頭打者に三塁打を許すも、後続を断って無失点。3回は3者凡退に抑えるなど、持ち直したかに見えたが、4回に暗転する。先頭打者に二塁打を浴びた後、暴投で無死三塁とされ、さらに1死一、三塁から、この回2つ目の暴投で勝ち越し点を献上。流れを断ち切れず、マウンドを降りることとなった。
ダルビッシュは今季、右肘の炎症により長期離脱。7月に復帰を果たし、前回登板では実に307日ぶりとなる白星を挙げたばかりだった。日米通算204勝は、日本人投手として歴代最多の記録だ。
試合後、本人は多くを語らなかったが、復帰登板以降、フォームの修正を重ねる姿勢は変わらず。サイド気味の新フォームへの適応も含め、38歳のベテランにとっては“再構築”の過程にある。