ソン・フンミン選手、トッテナム退団を正式発表 10年在籍で173得点、アジア人エースが一区切り
2025.8.2
【©️Tottenham Hotspur Football Club】
イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに所属する韓国代表FWソン・フンミン(33)が8月2日、今季限りでクラブを離れることを公式会見で明らかにした。2015年夏の加入以来10シーズンにわたって主力として活躍し、通算454試合で173得点を記録。プレミアリーグ得点王にも輝いたアジア屈指のストライカーが、節目の決断を下した。
発表は、クラブが韓国で実施しているアジアツアー中に行われた。3日にソウルで行われるニューカッスル戦を前に、会見の冒頭で「この夏、クラブを退団する決意を固めました」と自ら口にした。
ソンは決断の理由について「これまでのキャリアで最も難しい判断だった。10年という時間を経て、自分を奮い立たせる新しい環境が必要だと感じた」と説明した。
ソンは2015年にドイツ1部レバークーゼンから移籍加入。2021-22シーズンには23得点でアジア人初のプレミア得点王を獲得し、昨季はキャプテンとしてUEFAヨーロッパリーグ制覇に貢献。ノースロンドンの象徴的存在として長く愛された。
会見には今季から指揮を執るトーマス・フランク監督も同席。
「彼は真のスパーズ・レジェンドであり、プレミアリーグ史上最高の選手の一人」と称賛した。
3日のニューカッスル戦がトッテナムでのラストゲームとなる可能性が高い。
ソンは「残りの2日間で、ファンと良い時間を過ごしたい」と締めくくった。