格闘技イベント「RIZIN」がまた新たな仕掛けを打ち出す。8月19日（火）、都内某所にて行われる『RIZIN WORLD GP 2025 FLY WEIGHT TOURNAMENT 2nd ROUND総選挙』で、フライ級GP準決勝に進出する4選手が決定されることとなった。

 

7月27日の『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』では1回戦5試合が行われ、勝ち上がった5人の中から1人がリザーブマッチに回ると発表されていた。しかし、準決勝に進む“4人目”を誰にするのか、その方法は未定のままだった。

　そこで打ち出されたのが、まさかの「総選挙」方式だ。ファンクラブ『強者ノ巣』の超強者会員を対象に受付を行い、当日集まった観客の投票によってその場で準決勝進出者が決まる。

　候補となるのは以下の5選手。

元谷友貴

扇久保博正

伊藤裕樹

アリベク・ガジャマトフ

神龍誠

 

　榊原信行CEOは会見で、「ファンの間で“どうなるんだ”と議論が絶えない。だからこそ、ここで余計なルール変更はせず、RIZINを支えてくれるファンと有識者の投票でズバッと決めることにした」と説明。投票はその場で集計・開封され、準決勝の対戦カードまで即座に発表されるという。

 

　さらに榊原CEOは「各選手に自己PRを考えてもらう予定。ダゲスタンからガジャマトフも30時間かけて来日する。5人が並ぶからこそ熱を帯びる」と強調。ファン参加型の新機軸で大会の行方が大きく動くことを予告した。

　準決勝の舞台をつかむのは誰か。そしてリザーブマッチの相手はどう決まるのか。すべての答えは8月19日の“総選挙”で明らかになる。