日本アニメ映画快進撃!!『鬼滅の刃 無限城編 第一章』初週55億円で“鬼の再来”証明 興行界に再び旋風

2025.7.22

【©️アニプレックス】

アニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が、18〜20日の3日間で約55億円、さらに祝日を含む4日間で約73億円という驚異的な興行収入を記録した。

2020年に社会現象を巻き起こした『無限列車編』の初週46億円をも凌ぎ、“鬼滅ブーム終焉説”を完全に打ち破る堂々たる“勝利”を収めた。

 

■世代を超えた“圧倒的認知力”

『鬼滅の刃』の強みは、もはやアニメファンだけのものではない圧倒的な知名度にある。NRCの調査によれば、鬼滅を含む日本を代表するコンテンツは全年代で78%~89%という認知率を誇っており、これは“国民的作品”と呼ぶにふさわしい数字だ。スクリーン数や上映回数が圧倒的に多いのも、興行主がその潜在力を正確に評価していた証左だろう。

 

■戦略的な公開タイミングと仕掛け

本作は、学生の夏休み開始と三連休に重なる形で公開された。

深夜帯まで上映が組まれるなど、家族連れや学生層を中心に、時間を問わず観客が詰めかける結果となった。実際、小学生の子どもが夜遅くまで目をこすりながら鑑賞し、涙する姿も報告されており、作品の感動が年齢を超えて届いていることがうかがえる。

 

■多層に練られたプロモーションの妙

公開前からフジテレビで毎週立て続けてにテレビ放送や動画配信で過去作を徹底的に振り返る“おさらい施策”を展開。

加えてSNSでの情報共有が活発化し、ファンの自発的な宣伝効果が巨大な波を生んだ。

「感動の共有」が連鎖し、映画館は“体験の場”としての価値を再確認させられた。

 

<各日興行成績> 
観客動員      興行収入
7月18日(金) 1,155,637人   1,646,054,200円
7月19日(土) 1,266,172人   1,840,424,100円
7月20日(日) 1,421,804人   2,037,820,200円
7月21日(月) 1,320,735人   1,791,548,300円

 <7月18日(金)~20日(日) 3日間興行成績> 
観客動員:3,843,613人
興行収入:5,524,298,500円

 <7月18日(金)~21日(月・祝) 4日間興行成績> 
観客動員:5,164,348人
興行収入:7,315,846,800円