女子バスケ 馬瓜エブリン選手がデンソー退団を発表

2025.7.1

構想外通告に「困惑」も新天地へ前向きな姿勢

【©️DENSO IRIS】

バスケットボール女子日本代表として東京五輪銀メダルに貢献した馬瓜エブリン(30)が、Wリーグ・デンソーアイリスを今季限りで退団することを発表した。自身のSNSで報告し、クラブから契約更新のオファーがなかったことを明らかにした。

 

2023年にデンソーへ加入した馬瓜は、在籍2シーズンで計61試合に出場。初年度には皇后杯優勝に貢献するなど存在感を発揮したが、リーグ戦では2年連続の準優勝に終わった。

7月1日、自身のインスタグラムにて退団を報告。「25-26シーズンはデンソーから更新のオファーがもらえず、退団することになりました」と述べ、突然の通告に「正直、困惑しました。頭が真っ白になりました」と率直な心境をつづった。

退団の詳細な理由については「構想外と言われたが、実際のところはよくわかりません」と説明。契約交渉を巡るトラブルの有無についても「何もネゴってません(笑)」とし、円満なオフを望んでいたことを明かした。

また、契約満了に伴う退団という形を超えて「いろんなことが表に出てきたことで、信頼というものがわからなくなり、動けなくなった。正直、まだ怖さが残っている」と、精神的な動揺も吐露した。

それでも最後には、「場所が変わっても頑張ります」「デンソーファンの皆さんにとって少しでも記憶に残る選手でいられたならうれしいです」と感謝の言葉を記し、今後の活動に向けて前向きな姿勢を示している。