ボクシング三代大訓選手、MSGの舞台で惜敗・・・東京五輪金メダリスト・クルスに5回TKO負け

2025.6.15

2025年6月14日、世界のボクシング聖地マジソンスクエアガーデン(MSG)で行われたIBF世界ライト級挑戦者決定戦において、

元日本ライト級王者の三代大訓(30=横浜光)が惜しくも敗北を喫した。

対戦相手は2021年東京五輪ライト級金メダリストで、IBF同級3位のアンディ・クルス(29=キューバ)。

試合は5回1分13秒で三代がTKO負けを喫した。

三代は「ギンギラギンにさりげなく」の入場曲で日本と同様の雰囲気を作り、闘志を見せた。しかし、クルスの鋭い右ストレートの連打に3回に2度ダウン。4回には反撃を試みたものの、終始クルスのペースに押され続け、5回の猛攻を受けてレフェリーストップとなった。

クルスはプロデビュー以来6戦全勝(3KO)と無敗を維持し、

三代は今回が初のKO負け。

戦績は17勝(6KO)2敗1分となった。

試合後、三代は自力でリングを後にしたものの、検査のため病院へ直行。

一方、クルスはIBF同級王者レイモンド・ムラタラ(28=米国)への挑戦権を獲得した。

プロモーターのエディー・ハーン氏は「誰もクルスと戦いたがらない中、日本から世界王座を目指して挑戦してきた三代に敬意を表したい」とコメント。