NBAファイナルの舞台でペイサーズが大逆転劇で先勝! チームを牽引するハリバートンが、残り0.3秒に劇的決勝弾
【©️Indiana Pacers,】
NBAファイナル2025が日本時間6日、オクラホマシティのペイコム・センターで開幕。東カンファレンス王者インディアナ・ペイサーズが、西の覇者オクラホマシティ・サンダーに対し、最大15点差を跳ね返す大逆転劇を演じ、劇的な幕開けを飾った。
▪️ヒーローはハリバートン、残り0.3秒の決勝弾
試合を決めたのは、ペイサーズの司令塔タイリース・ハリバートン。第4クォーター残りわずか0.3秒、冷静に放ったジャンプシュートがリングを射抜き、チームに劇的な勝利をもたらした。
「最後は自分たちを信じてタイムアウトを取らなかったコーチ、そして仲間たちに感謝したい。勝つって、本当に最高だよ」とハリバートンは試合後、歓喜の声を上げた。
▪️ペイサーズ、下克上の道のり
今季第4シードでプレーオフに臨んだペイサーズは、1回戦でバックスを4勝1敗で撃破。続く準決勝では、リーグ最多勝(64勝)を誇るキャバリアーズを同じく4勝1敗で下す大番狂わせを演じた。東決勝ではニックスとの激闘を制し、25年ぶりとなるファイナル進出を果たしていた。
サンダーも王者の風格を見せるも…
一方、レギュラーシーズンでリーグトップの68勝を挙げ、第1シードでプレーオフに臨んだサンダー。1回戦ではグリズリーズに4連勝のスイープ勝利を飾ったが、準決勝では元王者ナゲッツに苦戦。追い込まれた状況から2連勝で切り抜け、ウルブズとのカンファレンス決勝も制して、13年ぶりのファイナル進出を決めていた。
▪️逆転の代名詞、ペイサーズ
第1戦でもペイサーズは「逆転のペイサーズ」の名にふさわしい粘りを見せた。前半を45-57と12点ビハインドで折り返し、第3クォーターには最大15点差まで開く苦しい展開に。しかし第4クォーターに入り、12-2のランで一気に追い上げると、最後はハリバートンの一撃で勝負を決めた。
この試合でペイサーズは24のターンオーバーを記録しながらも、スターター全員が2桁得点をマーク。ベンチから出場したオビ・トッピンも17得点と貢献した。ハリバートンは14得点・10リバウンドのダブルダブルを達成し、勝負強さを見せつけた。ファイナル第2戦は、日本時間6月9日に同じくサンダーの本拠地で開催される。