エキシビジョンマッチ3分のために福岡から横浜へ!! 大久保琉唯選手が緊急参戦の石井一成を相手に熱戦披露

2025.6.1

武尊の後継者としての覚悟を示すエキシビションマッチ

2025年5月31日、K-1の注目カードである大久保琉唯選手と永坂吏羅選手の対戦が予定されていたが、

永坂が計量規定の時間内に会場に到着できず、無念の失格処分となった。

このアクシデントにより、当初のメインマッチは不成立となったものの、K-1運営は迅速に代替カードを手配。

ムエタイ界のプリンスこと石井一成選手を緊急招集した。

 

石井選手が試合オファーを受けたのは試合当日の朝9時、

電話一本のオファーだった。

彼は福岡から寝起きのまま飛行機に飛び乗り、

試合開始30分前にK-1会場に到着。

わずか1分間のミット打ちで体をほぐし、

リングに上がるという驚異の即戦力ぶりを見せた。

 

試合は3分1ラウンドのエキシビションマッチとして行われ、

大久保選手に石井選手も本番さながらなキレのあるスピードある攻撃を見せて魅了。

大久保選手は、途中、石井選手のムエタイらしい足払い気味の攻撃に耐性を転ばされる背中をつくと、腹筋を使って、手を使わず、すかさず血上がるパフォーマンス、。

3分間のエキシビジョンながら華のある激しい攻防を繰り広げ、観客を魅了した。

 

試合後、大久保選手は「永坂選手の件で楽しみにしていたファンの皆さんには申し訳ない」と謝罪の言葉を述べつつ、「次は金子晃大選手との対戦が控えている。55kgの世界王者を目指して全力で挑みたい」と力強く語った。

 

また、石井選手は、今回の緊急参戦劇で示した対応力と闘志は、

K-1の未来を背負うにふさわしい証左と言えるだろう。

 

石井一成選手は、2週間後の6月15日に東京で開催される

「Road to RWS Japan」で

リティパン・パンダクラッタナブリー選手との対戦が予定されている 。